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安川はタイムを取ってマウンドに駆け寄って来た。少し唇を尖らせていた。そしてマウンドに着いた瞬間こう言った。 「スプリット全然落ちねーじゃねーか」 「うるせえ、今のボールがダメだっただけだよ」 確かに今のスプリットは全然落ちなかった。だがプルペンからのフォーク系の球の状態を総合して考えると別に特別悪い訳ではない。 正直そこまで怒らなくてもいいのではないだろうか?。 あれこれ考えていると、ふと昨日のワンシーンを思い出した。 「あ、もしかしてなんか少し怒ってるのって、昨日俺のフォークがデリケートなとこに当たったの関係ある?」 一瞬安川が固まった。 「うるせぇ、関係ねーよ!」 あっ、図星なのかも。 「分かった分かった。とりあえずこれからはビシッと抑えるから帰れ」 俺は安川を押して無理矢理帰らせようとした。その時軽く睨まれたが見てないフリをしておいた。 えーっと、次のコイツは平野か。少し知り合いだな。どう攻めようかな。そして、一つの案が浮かんだ。 元の場所に戻って座った安川のサインを見た。しかし、投げたい球のサインがなかなか出ない。 結局五回も首を振った。そして一塁ランナーの動きを警戒しながらクイックで平野に対する初球を投じた。 投じたボールはスピードの乗ったスプリット。完璧なコントロールだった。 安川の構えた右打者の平野から見てもっとも遠いアウトコースへ、しかも低めにしっかり落とした。主審の右手が上がりワンストライク。 次もスプリットのサインまで首を振り続けた。そしてサインがスプリットに決まると二球目を投じた。 今度もいいコースに落ちた。しかし、さっきよりは甘かったためバットには当ててきた。 だがファールだ。追い込んだ。こいつにはグイグイ押して行く。 三球目、ストレートでボールの高さまで浮いてしまったが、平野は手を出した。そしてチップしてバックネットへのファール。 なんだか平野には余裕が持てた。そして四球目。決め球にフォークを選択した。 自信を持って投げたフォークは、高めのコースに抜けたようなボールに見えたが、平野の手前でストンと落ち、平野は空振り、そしてなんと安川の手前でワンバウンドした。 自分でも驚くほどエゲツない変化だった。
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