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久々だ。 周りよりも一回り高いこの場所、憧れて始めたピッチャー。でも一度は諦めたこの場所に、もう一度立てるなんて、考えてもしなかった。 捕手の安川 康介の構えたミットをジッと見つめた。 やっぱりコイツには投げやすい。そして、ノーワインドアップからストレートを投じた。 足場が少し不安定だが、そこまで気にならなかった。内野陣が声を掛けてくれる。それに軽く返事して、投球練習を七球終えて安川が二塁送球をしたボールが俺の手元に返ってきた時、安川はマウンドに駆け寄ってきた。 「サイン、どうする?」 安川はいつも通りの口調で質問を投げかけてきた。 「そうだな。今日は絶好調過ぎて全球種使える。だから前に使ってたサイン覚えてる? あれ使おう」 そう言うと安川は少し考え込んだ。そして「オッケー、それでいいよ」と言うとマウンドを降りて行った。 安川が元の場所に戻ると主審がプレイを掛けた。 初球、ストレートのサインが出た。首を縦に振った直後に投球モーションに入り、右腕からアウトコースに構える安川のミットに向けてボールを解き放った。 右打席に立つ打者は見送った。ボールは構えたところにビシッと決まりワンストライク。こんなに狙い通りに投げれたのは初めてかもしれない。 二球目はカーブ。前でリリースと強いスピンをかける事を意識した。打者が少し仰け反った。しかしボールはストライクゾーンに決まりツーストライクと一気に追い込んだ。 三球目はサインに何度か首を振った。決め球は俺がウィニングショットにしたかったこのボール。フォーク!。 バットが空を切った。そしてボールはワンバウンドし安川はそのボールを体で止めた。前に落としたボールを一塁に送球しアウト。これでワンアウト。 「直也、フォーク落ち過ぎだな」 セカンドを守る良が笑いながら言ってきた。確かに今のフォークはとんでもない変化だった。打たれる気がしない。 「確かに、誰も打てねーなこれは」 俺も笑ってそう言うと、打席の方を見た。 野球って、超楽しい。 俺はその後、後続を二人とも簡単に打ち取り、九回裏も三者凡退で仕留めた。 練習試合解禁初日は、二勝という最高の形で終える事が出来たのだった。
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