スレッド
一覧
新規
スレッド
ワード
検索
過去
ログ
ホームに
戻る
ザツダン
掲示板へ
記事観覧
> 記事修正フォーム
記事修正フォーム
題名
名前
コメント
「ハンバーガー食べね?」 ハンバーガーショップが見えてきたからか、良が提案してきた。 確かに俺も腹が減っている。だからその提案に乗ることにした。 乗っていた自転車を自転車置き場に置き、俺は鍵を取ったが良は鍵を取らなかった。だが、これはいつものことなので気にせずハンバーガーショップに入った。 入ったところで良が俺を肘で突いて来た。 「カウンターの近くのあの席見ろよ。居るぞ」 冷やかしの笑みを浮かべていた。正直かなりうざい。それにしても、この状況は一体どうすればいいんだろう。 今、俺の視線の先には平野 祐莉が居た。女友達二人と何の話か分からないが、楽しそうに話している。 俺は、少し前彼女のことが好きだった。いや、深層心理まで行けばまだ好きなんだと思う。 スパッと諦めきれる男じゃなかったから、意識しないようにするのが大変だった。 今では、だいぶ気持ちを捨てきれているはずだ。 「声掛けなくていいのか?」 「ニヤニヤするな。もういいよ」 俺はそう言った後、財布を出してカウンターへ歩いた。そしてハンバーガーを三つ買うと、その三人から出来るだけ遠いところに座った。 少ししたら良もハンバーガーを買って来て、向かいの席に座った。 「怒んなって、冗談だよ」 ニヤニヤ笑いながら良は言った。 「そりゃ冗談なのは分かるけどさ、さすがに面倒くさい」 俺はハンバーガーを一口食べた。その時なんとなく良から視線を移すと、女子三人の方に視線が行ってしまった。それを少し後悔した。偶然祐莉ちゃんと目が合ってしまった。すぐに目を逸らしたが、少し焦った。それを隠すため、良に話しかけることにした。 「明日の試合楽しみだなー。原川高校」 「おー、松川との対戦マジ楽しみだ! 二本くらいヒット打ちてーな! 直也、お前も出番あるといいな」 良はそう言い終わると少し笑った。 「今俺マジで絶好調だからどんな形の出番でも結果出せるよ」 そう言った後、見るつもりはなかったが、女子三人が立って帰ろうとしているのが見えた。そして、三人共外に出たのを確認すると、俺は自然とふぅっと息を吐いた。その時、良が俺をジーっと見ていたのに気が付かなかった。 「聞いてるか?」 「ごめん、聞いてなかった」 あの子が居なくなって、なんだかさっきより気持ちが楽になった。
0文字/1000文字
文字の色
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
イメージ
パワプロくん
矢部くん
猪狩守くん
猪狩進くん
阿畑さん
早川さん
友沢くん
橘さん
六道さん
久遠くん(11,13)
犬河くん(11)
猫神くん(11)
絵里さん(11)
六道さん(制服)
蛇島くん(13)
みこさん(14)
ボール(イラスト)
野球用具
球場1
球場2
球場・喜び
球場・整列
甲子園・外
バッティング
バント
スライディング
ピッチング
キャッチャー
守備
打つ瞬間
審判
応援団
学校
教室
携帯電話
スマートフォン
パソコン
飛行機
管理者用
[
イメージ参照
]
URL
パスワード
(修正不可能)
クッキー保存