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「やっぱり怪物だな」 天海のボールを呆然と眺めていた俺の横で三年生の桐原 勝(きりはら まさる)さんが呟いた。 「打てますか?」 「絶対打つよ。そのために今日まで死に物狂いでやって来たんだ」 「アタリメーヨ! ボコボコにしてやる!」 この声は高橋さんだ。高橋アンドリュー拓也マニング。これがフルネーム、長い。 高橋さんの名前はともかく、この二人は打撃力のあるうちのチームのでも打撃トップツーの二人だ。 「秋は、あいつからヒット4本しか打てなかったからな、今日は二桁打つぐらいのつもりで行くぞ!」 桐原さんが、拳を強く握った。俺と高橋さんはそれに力強く返事した。 さあ、どんな試合になるか楽しみだ。 加須清涼高校は先行だった。先制して流れをもってこようと考えてのことだった。 『一番ショート桐原くん』 美しい声のアナウンスが聞こえた。桐原さんは左打席に入りどっしりしたフォームで構えた。 地区予選打率6割越え、ホームラン3本とプロからも注目される選手だ。 天海が投球動作に入った。187センチの長身であり、本格的なオーバースローから繰り出された初球はストレートだった。 右手を離れてから糸を引くように捕手の構えるミットにズドンッと決まった。 アウトローに決まるストライク、球速は148キロ。やはりいきなり全開で投げてくる訳ではないようだ。 二球目、同じコースだった。それに対してきりはらさんがスイングした。 (アウトロー投げときゃいいってか!? 舐めんな!) 快音が響いた。打球はライナーで左中間を抜け、桐原さんは悠々と二塁に到達し、二塁打となった。 「うおっしゃーーーー!!」 桐原さんは塁上で吠えた。それにより俺たちの闘志はさらに高まった。 「あー、いきなりやられちゃった」 天海がポツリとマウンド上で呟いた。加須清涼高校のベンチとは対照的な態度の天海だった。
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