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『二番セカンド、ジョーくん』 二年生のジョー=カラスコ、俺はジョーくんと呼んでいる。ジョーくんは右打席に入り、サインを確認するとすぐにバントの構えをとった。 ジョーくんと普段ほぼバントはしない。地区予選では一度もなかった。それもそうだ。ジョーくんは二番打者に座ってはいるが、地区予選では打率4割近く、ホームランも1本打っている。 そのジョーくんが、バントをするというのが、天海の実力を物語っている。 天海はセットポジションからクイックで投球した。投じられたのボールはベースの手前で横にクンッと曲がるスライダー、ジョーくんはバットを引いた。際どいが外に外れボールの判定。その判定に天海の表情はすこしムッとしていた。 ジョーくんは再びサインを確認する、それが終わると同時にもう一度バントの構えをとった。 二球目、天海のいつも通りのフォームから投じられたのはハーフスピードのストレート、それに対してジョーくんはバットを引いた。そしてコンパクトにスイングした。快音が響いた。 緩めの打球だが、 チャージをかけて来ていたファーストの左横を抜けた。一塁線を抜けて行く、ベースの後ろあたりでファーストベースのベースカバーに走っていたセカンドの鈴木 涼(すずき りょう)がボールに飛び付いた。 しかし、惜しくもグローブの先に当たりファールグランドをてんてんと転がった。急いで弾いたボールを拾ったものの、一塁も三塁もセーフ。 いきなり絶好のチャンスを得てしまった。正直な話驚きだ。 鈴木はボールを持ったままマウンドに駆け寄った。それに続き内野陣と捕手の田中もマウンドに集まった。 「なんか調子悪そうだな。陽介」 鈴木が天海にボールを手渡ししながらやや引き攣った顔で言った。 「うるせー、なんとかするよ。今日の審判辛いんだよ」 「だからって甘いボールを真ん中に投げんなよ!」 天海がそう文句を言うと少しイラっとした様子で田中が言った。 「はいはい、悪い悪い。ここからなんとかするってば! ほら、全員帰れ!」 天海がそう言った所で、ベンチが伝令を走らせて来た。それを見た天海が舌打ちした。 「ちっ、来るんならもっと早く来させろよ」 背番号17の西崎 仁(にしざき じん)はマウンド来た瞬間にこう言った。 「特に何も無いそうです。」
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