スレッド
一覧
新規
スレッド
ワード
検索
過去
ログ
ホームに
戻る
ザツダン
掲示板へ
記事観覧
> 記事修正フォーム
記事修正フォーム
題名
名前
コメント
「じゃあ来るなよバカ、帰れ」 天海はそう言った後にロジンを拾い上げた。 「本当にバカ監督が、無駄な伝令寄越しやがって」 田中もこの謎の伝令には流石に頭にきている様子だ。 そのイラつくバッテリーと内野陣の様子を見た西崎が焦った様子で喋りはじめた。 「あ、たぶん監督はお前らなら特に作戦なしで大丈夫だ! 的なメッセージ込めてるんじゃないですかね!?」 その西崎を慰めるように田中がポンと西崎の肩に手を置いた。 「西崎、あいつは本当に訳わからない奴なんだ。一年のおまえはまだ良く分からないかもしれないが、あいつの采配は本当に酷い」 田中はそう言うとベンチの中の監督をジッと睨みつけた。 「よし、西崎さっさと戻れ。試合終了が遅くなる」 天海はロジンを地面に置きながらそう言った。そして自分の指先を見つめ、親指で中指、人差し指を擦った。 不機嫌な天海の様子を察した西崎はぺこりと一礼し、ベンチへ走って戻っていった。 「陽介、150キロを俺の構えた所に投げろ。そうすれば絶対打たれないから」 田中はそう言ってキャッチャーミットを天海の方に向けて開いた。 ほんの少し間が空いて、天海がコクリと頷いた。 内野陣と田中がマウンドから散って元のポジションへ戻った。 試合が再開した。 打席には右打者の三番深沢。地区大会打率.400割を越えている強打者だ。 しかし、天海にとってそれは全く問題ではない。この程度の打者。三球で抑えられる。万全な状態なら……。 天海の投じたボールは風を切る音を鳴らしながら田中の遥か頭上を越えていった。 暴投だった。 バックネットにボールが打ち付けられ、激しい音が鳴った。田中がそのボールを拾う間に桐原はホームインし、ジョーは二塁に到達した。 天海はマウンドから一歩も動いていなかった。
0文字/1000文字
文字の色
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
イメージ
パワプロくん
矢部くん
猪狩守くん
猪狩進くん
阿畑さん
早川さん
友沢くん
橘さん
六道さん
久遠くん(11,13)
犬河くん(11)
猫神くん(11)
絵里さん(11)
六道さん(制服)
蛇島くん(13)
みこさん(14)
ボール(イラスト)
野球用具
球場1
球場2
球場・喜び
球場・整列
甲子園・外
バッティング
バント
スライディング
ピッチング
キャッチャー
守備
打つ瞬間
審判
応援団
学校
教室
携帯電話
スマートフォン
パソコン
飛行機
管理者用
[
イメージ参照
]
URL
パスワード
(修正不可能)
クッキー保存