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「ごめん、やっぱり俺パワフル高校に行くよ」 中学生活も終わりが近づいてきた一月、大親友の青空太陽の言葉に俺雨野颯人は人生最大の衝撃を受けた。 俺のすぐ隣にいた伊藤未来を見ても俺と同じ反応をしていた。 「そ、そうか。また高校でも一緒に野球できると思ってたんだけどな……」 笑顔で言おうとしたけど、無理だった。俺が言い切った後、太陽が少し寂しそうな顔をした気がした。 「じゃあ、言いたかったことはそれだけだから、じゃあな」 太陽はそう言って俺たちに手を振ると背を向けて歩きはじめた。 いつものように、「バイバイ」と言えなかった。 俺たち三人、ずっと一緒だと思ってたのに……。 太陽が言うことには、俺たち二人は何も言えない。太陽は特別だから、中学で俺たちが全国大会に出れたのは全部太陽のおかげだ。 時間が経つにつれて、太陽とは住む世界が変わってしまっていたのかもしれない。 「……太陽」 絞り出したような声で未来が呟いた。目には涙が溜まっているように見えた。 そうだよな。当然だ。太陽は顔もいいし、勉強もできるし、スポーツ万能、野球は超一流なんだから。彼女が太陽に気があることはなんとなく察していたが、俺の中で確信してしまった今、なんだかすごく胸が苦しかった。 「大丈夫か?」 そう言いながら未来の頭を撫でた。 すると未来は俺に抱き付いて泣き始めたが、未来にとって俺は、ただの幼馴染の親友でしかないのだろう。 太陽と俺はそれから一度も言葉を交わすことなく中学を卒業した。なんとなく未来とも一緒に居づらくて、俺たちはバラバラになってしまっていた。 でも、未来が卒業式の日に俺と太陽を無理矢理引き合わせた。それが親友としての、最後の会話となった。 「颯人、絶対甲子園出ろよ。そこで対決だ。どっちが上か、決着つけようぜ」 俺とお前じゃ勝負にならない。そう言おうとした。でも、太陽が俺を認めてくれていたのが嬉しくて、俺もちょっぴり強気に出てしまった。 「分かった。間違っても俺と戦うまで負けたりすんなよ! すぐ追いついてやるからな!」 俺がそう言い切ると、太陽は穏やかな顔で笑った。 「うん、分かった。誰にも負けない」 親友としての関係は終了だ。これからはライバルだ!。
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