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第四十四章 秀行と正の父である真上吉良(まがみ・よしら)は,自宅のリビングのソファにうつむきながら座っていた。斜め向かいには,客人が座っている。吉良は,少し顔を上げ、彼の様子を伺う。……,どうやら,じろっとにらんでいる様子には変わりはないようだ。彼は,吉良とは旧知の間柄である。弁護士を務めている。名前は園部(そのべ)という。黒いスーツを着ている。青いネクタイも立派なものだ。弁護士バッジが光る。一方の吉良はセーターを着ている。 吉良は,口をパクパクさせながら,言うべき言葉を探る。顔はうつむき。目はキョロキョロ。額には汗が,つぅ〜っと。そして……。 「なぁ、園部よ……」 「なんだ……!?」 園部の声は,ドスがきいている。吉良の声は,震えっぱなしである。 「園部よ……,これからのわが社の経営について……,如何にしていくべきか……。俺は本当に悩んでいるんだ……」 「そうだな,プロ野球選手となった二人の息子さんたちのためにもだなぁ,そうだろう!」 怒気を強める園部を前にして,吉良は萎縮する。仕方があるまい。 「秀行と正の立場もそうだが……、わが社は一体どうなる……」 吉良がそう言いかけたその刹那。 「いいか,吉良。俺が得た情報によると,だいぶ前からお前は,公安にマークされているようだ。その理由は分かるな……。公務員が副業をやってはいけないに決まっているだろうが,この部長クラスが!!」 たたみかけられてしまった。反論は出来ない。園部は更に続ける。 「今まで警察は,見て見ぬふりをしているようでな。しっかりと調べていたんだよ。今はまだ運よく目立っていないが、政治運動にも,会社の金で関わっているよな。お前はいつでも逮捕されるぞ。そうなったらば,お前の弁護士をやっている俺でも庇いきれないからな。いい加減な。それからだが……」
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