スレッド
一覧
新規
スレッド
ワード
検索
過去
ログ
ホームに
戻る
ザツダン
掲示板へ
記事観覧
> 記事修正フォーム
記事修正フォーム
題名
名前
コメント
それからしばらくして,夕食の時間となった。テーブルの上にはオードブル。今日の正の料理は気合が入っている。無論,時間はかかってしまったけれども。 しかしながら……。秀行は,ムスッとした顔で何も話さずに黙々と食べている。向かいに座る父の吉良は,鬱々としながら,淡々と食べ続ける。正は,その二人に話しかけることもできない。今宵も悲しい晩餐である。 半時間ほど経った。隣の秀行が箸をおく。 「ごちそうさま」 そっけない。そのまま食卓を出ていき,廊下に出ていく。階段を上っていく音がする。自分の部屋に行くのだろう。正は吉良と二人きりになった。 重い鉛のような重苦しい雰囲気は続く。正はうつむくしかない。二人は,ただ黙々と箸を進める。それが暫し続いた……,その刹那である。 「正……」 ぼそっとした父の声が,正の胸に突き刺さった。 「えっ,あっ,はいっ!」 思わず驚く。吉良は,少し間を置いた後,続けた。 「正……,俺は,役場の仕事に専念するか,土建屋の経営に専心するか,どちらがいいと思う?」 正は,「えっ?」と。目を少し丸くする。目の前にいる吉良は更に続ける。 「……,今まで俺は,公務員であるのにも関わらず,だ。土建屋の経営という副業をなんもためらいもなくやっていた。その仕事が忙しいときは,出張という建前で,役場の仕事を休んだ。役場の同僚は見て見ぬふりをしていた。今でもそうだよ。実際,それのお陰で,土建屋の仕事は上手くいっていたし,この町にも貢献できていたつもりだ。まぁ,俺は役場では部長だ。俺の裁量で便宜もはかってもらっていたのも事実だけどな……」
0文字/1000文字
文字の色
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
イメージ
パワプロくん
矢部くん
猪狩守くん
猪狩進くん
阿畑さん
早川さん
友沢くん
橘さん
六道さん
久遠くん(11,13)
犬河くん(11)
猫神くん(11)
絵里さん(11)
六道さん(制服)
蛇島くん(13)
みこさん(14)
ボール(イラスト)
野球用具
球場1
球場2
球場・喜び
球場・整列
甲子園・外
バッティング
バント
スライディング
ピッチング
キャッチャー
守備
打つ瞬間
審判
応援団
学校
教室
携帯電話
スマートフォン
パソコン
飛行機
管理者用
[
イメージ参照
]
URL
パスワード
(修正不可能)
クッキー保存