スレッド
一覧
新規
スレッド
ワード
検索
過去
ログ
ホームに
戻る
ザツダン
掲示板へ
記事観覧
> 記事修正フォーム
記事修正フォーム
題名
名前
コメント
第四十六章「巨人軍春季キャンプ篇」第一話 二月初旬の某日のこと。サンマリンスタジアムでは,巨人軍の春季キャンプが行われている。宮崎は南国であるが,冷たい風がヤシの木の葉を揺らす。勿論の事,選手たちはしっかりと防寒をしている。 午前の11時頃。打者たちは,フリーバッティングに勤しんでいる。その最中に,快音を響かせながら広い,広い球場であるサンマリンのスタンドに,広角に打球をぶち込み続ける一人の若手打者が。その彼は二年目の一塁手。高校生の頃から,今は楽天イーグルスの投手である真上秀行のライバルとして甲子園を盛り上げてきたスター選手。名前は横田真司(よこた・しんじ)という。横田は,力感が程よく抜けたフォームで,バッティングピッチャーが放るボールをしっかりと引き付けて,シャープなスイングで打ち返す。おぉ,今度はバックスクリーンに強烈なライナーが突き刺さったではないか。横田は,それを確認してからニヤリと。 「今年の僕は,一味違うぞ!」 自信に満ち溢れている。陣取っている報道の者たちは,その横田の一挙手一投足に注目し,フラッシュを浴びせているのも,横田にとっては快いことこの上ない。もっとも,ルーキーイヤーであった昨年も注目は浴びていたのだが。巨人は,相思相愛の関係を築いていた秀行の指名を,掌を返したように回避して横田を獲得したのだから。当然の事,球団だけにではなく,横田への世論からの風当たりは強いものとなった。彼が感じたプレッシャーは相当のもの。巨人はリーグ優勝と,クライマックスシリーズ制覇を成し遂げたものの,今は大リーガーとなった田中将大を擁するイーグルスに日本シリーズで惜敗。三振を喫して最後の打者となった横田のそのシーズンは,お世辞にも芳しいものとは言えなかった。高卒ルーキーにしては,二けた本塁打を達成することは出来たものの,打率は二割五分にも満たず。ついた二つ名は「三振王子」。悲しい話である。 そうであるので,横田にはいつも「三振王子」という蔑称が脳裏によぎる。それが彼を奮い立たせる。 「僕は三振王子ではない……,巨人の四番に,ホームラン王になる男だ!」
0文字/1000文字
文字の色
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
イメージ
パワプロくん
矢部くん
猪狩守くん
猪狩進くん
阿畑さん
早川さん
友沢くん
橘さん
六道さん
久遠くん(11,13)
犬河くん(11)
猫神くん(11)
絵里さん(11)
六道さん(制服)
蛇島くん(13)
みこさん(14)
ボール(イラスト)
野球用具
球場1
球場2
球場・喜び
球場・整列
甲子園・外
バッティング
バント
スライディング
ピッチング
キャッチャー
守備
打つ瞬間
審判
応援団
学校
教室
携帯電話
スマートフォン
パソコン
飛行機
管理者用
[
イメージ参照
]
URL
パスワード
(修正不可能)
クッキー保存