スレッド
一覧
新規
スレッド
ワード
検索
過去
ログ
ホームに
戻る
ザツダン
掲示板へ
記事観覧
> 記事修正フォーム
記事修正フォーム
題名
名前
コメント
横田はつい,ぼそっとつぶやいてしまった。眼光も鋭くなる。バッティングピッチャーが,最後の一球を投げた。猛々しいスイングで打ち返す。轟音が鳴り響いた。横田は打球の行方を確認する。強烈に引っ張られたその打球は,レフトスタンドの最上段に突き刺さった。横田は周囲を見回してみる。ベンチにいるコーチや選手たち,報道陣がどよめいている。原タワーを確認する。原監督は無言でうなずいている。真剣なまなざしだ。横田は改めて思い,またつぶやく。 「僕は三振王子ではない。巨人軍の偉大なスラッガーだ……!」 オフシーズンの頃には,阿部慎之助に弟子入りもした。死に物狂いで技術と心を磨き,体を鍛えてきた。今の横田の眼には,力がみなぎっている……。 横田はフリーバッティングを終えると,ベンチ裏に下がり,暫し休憩。 「やれやれ,自販機でアクエリアスでも買おうか……」 自販機のところまで歩を進める。すると……。 「ん?」 横田の目つきが険しくなった。何故ならば。向こうから歩いてきた相手が相手だからだ。ヅカヅカ! と横柄な足取りのその男は,巨人軍の左のエース。球界の不良。井本大助(いもと・だいすけ)である。どうやら彼も,自販機で飲み物を買うようである。横田に気付いている様だ。嫌味な笑みを浮かべているのがすぐに分かる。横田は井本のそんなところも大嫌いだ。横田は自販機に着く。それとほぼ同時に井本も。目の前にいる彼は,「どけ!」と言わんばかりのしぐさをしている。横田は少し考える。譲ることにした。 「どうぞ」 そんな横田に対して,井本は開口一番にこう。 「退くのがおせぇんだよ,横田ぁ〜!!」 肩で突き飛ばされてしまった。ムッとせざるを得ない。怒りが沸々としてくる。けれども,ここは我慢。少し奥に下がり,井本が買い終わるまで,待つ。
0文字/1000文字
文字の色
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
イメージ
パワプロくん
矢部くん
猪狩守くん
猪狩進くん
阿畑さん
早川さん
友沢くん
橘さん
六道さん
久遠くん(11,13)
犬河くん(11)
猫神くん(11)
絵里さん(11)
六道さん(制服)
蛇島くん(13)
みこさん(14)
ボール(イラスト)
野球用具
球場1
球場2
球場・喜び
球場・整列
甲子園・外
バッティング
バント
スライディング
ピッチング
キャッチャー
守備
打つ瞬間
審判
応援団
学校
教室
携帯電話
スマートフォン
パソコン
飛行機
管理者用
[
イメージ参照
]
URL
パスワード
(修正不可能)
クッキー保存