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「おい,横田。何か買い忘れてねぇかい?」 すぐ後ろからダミダミした声が聞こえてきたが,驚きはしない。横田は振り向いて,その彼に声をかける。 「……,相変わらず神出鬼没ですね。作並さん」 「おうよ。球界一の暴投防ぎの名手で巨人のスーパーサブ・キャッチャー,作並信(さくなみ・しん)とは俺の事よ」 横田の目には,ニヤッとする作並の顔が映る。 「……,そのセリフは聞き飽きましたよ,作並さん……」 「ぼりぼり頭をかいて仕方なさそうな表情つくるな」 「作並さん。それこそまさに,仕方がないことですよ……,あ,ところで」 「なんだい,横田」 「作並さん,今年で何歳になるんでしたっけ?」 「ちゃっかりしているな〜,俺は先月にもう三十一歳になっちまったんだぜ」 「おめでとうございます」 「からかうんじゃねぇよ! 成長期のお前とは違って,これから俺は衰えていくんだよ! 一軍に定着したこともねぇのに……」 作並はちょっと怒ったようだ。胸のあたりをどついてくる。だが,作並にそれをされるのはあながち嫌ではない。 横田は,今度こそ緑茶を買うと,作並と共に傍にあるベンチに座った。ところで。それにしても,と横田は思う。作並は小太りであると。本人にはそのことは,口が裂けても言うつもりはないけれども。 横田は,作並と共に世間話を始める。とはいっても。今期に入団してきたルーキーたちはレベルが高い,とか。外国人選手たちの今のところの仕上がり具合がどう,とか。まだまだ巨人は阿部のチームであるようだ,とか。そのようなチーム内についての話が主である。 「……,なるほど。けれども。周りがどうであれ,今シーズンは僕にとって正念場であることは確かであると思います。活躍しなければならないんです。その上で,僕は原監督を日本一の監督にしたい。作並さん,頑張っていきましょう!」 「おぉ,その顔つきと言葉には力がみなぎっているなぁ,横田。頑張っていこうじゃないか!」 隣に座る作並はニヤッとしながら,横田の肩をポンッと叩いた。そんな彼が頼もしいと,横田は思う。そのような時である。
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