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阿部慎之助によると,事情はこうであるようだ。 第四十七章「阿部慎之助の回想」前篇 話は五年や六年前のある日のことまでに遡らなければならない。 五月の某日。昼前の事。当時,阿部慎之助は右太もものコンディション不良が原因で二軍に落ちていた。松葉づえを使う程ではなかったものの,大事をとったのである。その理由は推して知るべし。リハビリ練習の半ば,阿部は,半ばびっこを引きながら,ジャイアンツ球場のベンチ裏の廊下を歩く。 「やっぱり怪我ってのは,色々な意味で痛ぇよなぁ〜……」 苦虫を噛みながらのつぶやきである。致し方あるまい。 阿部は,水分補給をするため,麦茶を買おうと思う。自販機があるところまで移動しているのだ。その最中の事である。 「おや……?」 阿部はきょとんとしながら,立ち止まる。視線の先には,何やらペットボトルや缶の飲み物を大量に買い込んでいる一人の若い男がいるではないか。 「まさか……,我が巨人軍にはパシリでもいるってのか?」 気になったので,近づいてみる。そして,声をかけてみよう。 「お〜い,そこの。何沢山買い込んでいるんだい?」 気さくに話かけみたつもりであった。しかし。男は,その阿部を見るなり,途端にびくびく,びくびく……。挙動不審。阿部は正直に思う。自分は何か,こいつに悪いことでも言っただろうか。心配になるではないか,と。 ところで。話は前後するが,その若い男の容姿をここら辺で説明してみよう。まず,巨人のユニフォームを着ている。背番号は二けた。その時点で選手であることが分かる。しかし,一軍では見たことがないので,二軍暮らしをしている若手であろう。頭は丸坊主。野球選手としては細い体つきだ。背たけは野球選手としては中ぐらいだろう。目鼻立ちは良いほうだ。表情は弱弱しい。 話を戻そう。飲み物の何から何まで抱え込むその若手の様子は,阿部から見るに,相当不憫に思える。……,否。誰が見てもそのように思うであろう。もう一声,話かけてみることにした。
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