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そもそも。どうしてあさみがウイスキーボンボンを食すことになったのかというと。 今ここにはいない、俺とあさみの共通の友人、川田ゆらりから贈られたものだった。 ……『二次元的伝統芸能ですよ。誰にも邪魔されないところで、二人だけで食べてください』というメッセージカードと共に。 二次元的伝統芸能とは何なのかとか、そもそも邪魔とは何なのかとか。 色々聞きたいことはあったけれど、しかし川田さんはあれで頭がいいし要領もいい。恐らく俺やあさみより余程多くのことを考えているだろう。 その彼女がそうしろと言っているのだから、そうした方がいいだろう。 と思って、メッセージカードの通り俺の部屋で、二人だけで食するに至ったのだが。 「えへへへ……えへへへ……」 その結果がこれである。 伸びきったうどんみたいにぐでんくでんになった様相のあさみを見ながら、俺は頭を掻いた。 これ、どうしよう、と。 ……と。 「……小波君。もう食べないの?」 あさみがむくりと顔を上げ、俺の方を見やってくる。 普段は宝石のように綺羅めいている瞳は、今は蕩けたように曖昧で、どこに焦点を合わせているか分かったもんじゃない。 「ああ。あさみほどじゃないけど、俺も結構食べたからな」 苦笑する。「何だか変な味だね〜」とか言いつつ、アルコール入りの高級洋菓子が物珍しいのか、ぱくぱくと口に放り込んでいくあさみを思い出したからだ。 後先考えなく食べるからこうなる。あさみのドジはこんなところにも健在らしい。 「えぇ〜。食べようよ〜。おいしいよ〜」 「今のあさみに味が理解出来るとは思えないな」 「えへへ」 「だから誉めてない」 もう、会話しようぜ会話。レッツトーク。 心底嬉しそうに頬を緩めるあさみは、一個のウイスキーボンボンを手に取ると、銀紙を丁寧に剥がし始めた。 ……まだ食うのかよ。
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