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おかしいな。さっきまで絶好調だったのにな。 ゆっくり周囲を見渡す。一塁、二塁、三塁、すべての塁がランナーで埋まっていた。 体が重い。まさかスタミナ切れ? いや、違う。そんな訳がない。前のイニングまで全く問題なかった。 おそらくさっきの三塁打の激走だ。全力疾走直後で少し感覚が狂ってるだけだ。 剛がタイムを掛けて、マウンドに駆け寄ってくる。それに合わせ内野手全員がマウンドへ向かってきた。 最初に口を開いたのはショートの羽田 圭(はねだ けい)だった。 「もうバテたのかよ。気持ちよくコールドで終わりそうだったのにフォアボール連発しやがって」 こいつ、相変わらず小さいくせに態度はデカイな。 「うるさい、バテてない。ここから三者連続三振で終わるんだよ」 「スピード落ちてるストレートとストライク入らない変化球でどうやって抑えるんだよバカ」 「これは演技だ。いまから本気出すんだよアホ」 「んな訳ねーだろ! 最近の練習試合でも七回くらいで毎回へばってんだろーが!」 「まあまあ落ち着け二人共! 点差はたっぷりあるし、地に足付けてやれば問題ないだろ」 どんどん喧嘩腰になっていく俺たちを慌てて剛が仲介に入った。 「この先もピンチになるたびにこんな風に喧嘩するのかよ。元々愁はノーコンなんだからこうなることもこれからは計算しとこうな。圭の守備は頼りにしてるんだから頼むぞ。愁もここからもう一回引き締めるぞ!」 ごもっともだ。なんか少しディスられたけど。 「そーだな。まあ仕方ないから俺のスーパープレーで助けてやるから打たせろ」 圭は両手を腰に当てて下から睨み上げてきた。 「誰が打たせるか、ここから全員三振でコールドで終わりだ」 「だからー!」 「喧嘩するなって! とにかく! 少々の失点は割り切って守るぞ! 内野は定位置でセカンドゲッツー狙いだ!」 なんとか剛が話をまとめると内野手全員は守備位置に戻り始めた。が、剛だけはすぐには戻らなかった。 「呼吸整えて投げろって言っただろ。まあ、一人目のフォアボールの時に間を取るべきだったな。俺のミスでもある。これでだいぶ整ったろ」 「あー、確かにちょっと体軽くなった気がしなくもないかも」 「よし! ここからはビシッと頼むぞ!」 そう言うと剛も戻ろうとした。そこを俺は一旦引き止めた。
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