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成涼高校の38人がグランドに入ってくる。その中で一人だけオーラが違う存在があった。 裕貴だ。明らかに俺達とは次元が違う。日常的には普通の人なんだけど……いやちょっと浮いてんな。 金髪のくせに地毛とかまじないな。母親イタリア人だったっけ?。 「渓本くん?」 不意打ちのように声を掛けられて正直ビックリした。 そこにはマネージャーの広田 早咲(ひろた さき)がいた。 「なに睨みつけてたの?」 広田も成涼の選手たちを見る。 「もしかしてあの金髪の人?」 「おまえすげえな」 広田は10秒経たぬうちに裕貴を指差した。こいつまじですげえな。 「彼あのメンバーのなかで存在感が一人だけ抜けてるね」 「じゃあ俺の存在感は?」 俺は自分を指差して言った。すると広田は笑って答えてくれた。 「このチームじゃ一番すごいかな。……でもあの金髪の人の足元にも届いてないよ」 「これはこれはズバッと言ってくれるね。まあ、裕貴負かしてやるか」 俺は拳でグローブの芯を叩いた。周囲にはパンと心地良い音が走った。 「あの〜どうもです。今日はよろしくおねがいします」 成涼高校主将の岩田寛人(いわた ひろと)は尚さんい小さく頭を下げた。 それに対して尚さんも頭を下げる。 「いえいえ、明日から大会なのに無理して来てもらってすいません」 両者へりくだり過ぎだ。しょうがない。尚さんに加勢しよう。 「尚さん」「寛人さん」 俺が尚さんの名前を呼んで一歩後ろに立ったのとほぼ同じ動作を相手の主将に行った者がいた。裕貴だ。 「金髪色ボケ野郎が……! サングラス帽子に掛けてんじゃねえ!」 「あ? チビには分からねえよ。太陽が眩しいんだから仕方がねえだろ」 裕貴はサングラスをきちんと装着する。 「チビじゃねえ! 168センチはチビじゃねえぞ! それに公式戦じゃサングラス使えねえんだぞ!」 「バーカ、公式戦は帽子に掛けるんだよ。それより戻りましょうよ寛人さん」 裕貴は自軍のベンチのほうへ振り返り、歩き出した。 「あの、今日はヒロを投げさせますんで頑張ってください。では」 岩田は頭を下げるとベンチへ戻って行った。 尚さんは拳を固く握りしめていた。 「頑張ってください? 舐めやがって……隆希、予定変更だ。あれ使え」 この尚さんの言葉に俺は頷きブルペンへ向かった。
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