スレッド
一覧
新規
スレッド
ワード
検索
過去
ログ
ホームに
戻る
ザツダン
掲示板へ
記事観覧
> 記事修正フォーム
記事修正フォーム
題名
名前
コメント
やがて10時を迎え試合が開始する。俺は開始早々ブルペンへ直行。 俺たちは先功だ。まっさらなマウンドに裕貴が立つ。 裕貴を攻略するには無論ストレートを打つことが必須だが、あいつにはあの球もある。 投球練習を終えた。捕手の松井 武が掛け声をかけると全員が反応する。 裕貴は指先にロジンの粉を付ける。そして親指と中指を擦り合わせる。 裕貴は松井のサインを確認する。松井の出すサインに一度首を振ったが二度目のサインには頷いた。 振りかぶる。フォームには特に大きな特徴はないが、投げる球の精度には目を見張るものがある。 初球が投じられた。右打席に立つ石田さんの腕はピクリとも動かなかった。 球審の右腕が上がった。 石田さんの表情は冴えない。今の一体何キロ出てたんだよ。 完璧だ。今日は一本も打たれる気がしない。絶好調だ。ここまで出来がいい日はなかなかないぞ。 裕貴は松井の返球を捕球するとすぐに松井のサインを確認して投球動作に入った。 裕貴の投じた二球目はまたストレート。石田もスイングした。 鈍い打球音だがバットに当てた。ボールは一塁側ベンチの上にふらふらと飛んだ。 ファール。裕貴は石田をツーナッシングと追い込んだ。 石田の表情には迷いが見える、恐らく一球遊んでくるか三球勝負でくるかだろう。 生憎今日の俺は絶好調だ。遊び球はいらない。 三球目、再びストレート。石田は「舐めるな!」とでも言いたげな表情でボールを睨みつけている。 その次の瞬間、聞こえたのは極めて小さな金属音と大きな捕球音だった。 石田は悔しそうな表情を浮かべるが、これは当然の結果なのだ。 二番打者は…高山か。 「打ってくるぜ!」 そう言った尚さんだったが、わずか三球で帰って来てしまった。 俺心の中で何度もつぶやいた「尚さんカッコ悪」と。 三番の中田さんはショートゴロに倒れた。 山本さんはネクストバッターサークルから立ちあがり、一年の雑用係に打撃道具一式を任せ、深く帽子を被るとマウンドへ向かった。 頼みますよ。山本さん。
0文字/1000文字
文字の色
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
イメージ
パワプロくん
矢部くん
猪狩守くん
猪狩進くん
阿畑さん
早川さん
友沢くん
橘さん
六道さん
久遠くん(11,13)
犬河くん(11)
猫神くん(11)
絵里さん(11)
六道さん(制服)
蛇島くん(13)
みこさん(14)
ボール(イラスト)
野球用具
球場1
球場2
球場・喜び
球場・整列
甲子園・外
バッティング
バント
スライディング
ピッチング
キャッチャー
守備
打つ瞬間
審判
応援団
学校
教室
携帯電話
スマートフォン
パソコン
飛行機
管理者用
[
イメージ参照
]
URL
パスワード
(修正不可能)
クッキー保存