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俺は、山本さんを信じ過ぎていたのか? いや、違う。相手が悪かったんだ。 俺の目に映るのは、ダイヤモンドをゆっくりと回る裕貴の姿だった。 三塁を回った、このときファーストの尚さんが俺を見ていた。 言葉にはしていないが、おそらく意味は合っている。 俺はブルペンを出た。大丈夫。絶対なんとかなる。 裕貴がホームインすると、投手交代が告げられた。山本さんはレフトに入り、俺がマウンドに上がる形になる。 俺がマウンドに到着すると内野陣が集まって山本さんを慰めていた。 「隆希、悪いな。こんなに早く崩れちまって……」 山本さんが力のない目で俺にボールを渡した。 五連打で五失点。それに加え一年の裕貴には特大のスリーラン。 ショックだろうな。ここまでボロボロにやられるなんてな。 俺もやられるかもしれないな。まあなんとか凌いで行こう。 山本さんからボールを受け取る。 それを確認した内野陣は各守備位置に戻った。 裕貴、見せてやる。これが俺の投球スタイルだ。 「ヒロー、今日はずいぶんと気合入ってんな。一昨日は9番がいいって言ってたやつが今日はなんだ? お? なんだ?」 「黙れ松井」 裕貴は松井の頭を一発叩いた。 「あ、わかった! 女だろ!」 なおも口を止めない松井、眠らせようと判断した裕貴は松井の股間を蹴った。 声にならない悲鳴を上げた松井は地面にへたり込み呪文のように呻き声を上げる。 「まったく」 裕貴はベンチに座ったとき、飲み物をバッグに置いてきたことを思い出し、ベンチ裏に取りに行った。 バッグのもとへ行くと2リットルのアクエリアスがバッグの外に出ていた。正確には裕貴がそこに出していた。 アクエリアスを持ってベンチに戻ろうとすると後ろから声をかけられた。 「柚槻くん? だよね?」 裕貴は顔だけ声の聞こえたほうを見た。そこには今日自分がこのグランドに呼んだ河村 玲華がいた。 「玲華、来たんだ」 「試合はじまってるんでしょ? またあとでね」 玲華は裕貴に小さく手を振ってバックネット裏のベンチへ歩いた。
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