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私はその子に、ニコッと笑いかけてあげた。 彼は私を見て、今まで閉じ気味だったその瞳を少し開いた。ちょっとだけ輝きを取り戻したように感じた。 良かった、何か、届いたのかもしれない。 「あ、あの、最後に、君の名前を」 「しずく。横井雫(よこいしずく)。覚えておいて、いつか私が君の絵を描くときまで。じゃ、頑張ってね」 私は、その子に声をかけて、その場を後にした。 私の小学校6年、最後の3月。 汗色の少年と、幸運の絵描き少女。 彼と再会する日はいつかくるのだろうか、と思った。 ジリジリと、鳥が鳴いていた。鳴き声がだんだん遠くなっていく。ジリジリ? そこで、目が覚めた。 見慣れた天井、蹴り飛ばされたふとん、鳥のキャラクターの目覚まし時計、見慣れた私の部屋だ。 どうして、高校生にもなって、小学生のときの夢なんて見たんだろう。 ベッドから降りて、窓を開けてみる。 まぶしい日ざしと、風が入ってきて、部屋を一周すると、ふっとにおいを運んできた。 ああ、そうか。 部屋の端におかれた油絵の道具を見て、思った。これは、きっと心が話してるんだ。 私は、今、絵を辞めようか――迷っている。
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