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高校2年生になってから、朝はムッとすることが多くなった。それにはいくつか理由がある。 窓を閉めて、部屋から出て、右手の階段に向かった。 階段をおりると、お母さんがキッチンであわただしくしていた。 我が家の階段はリビングと繋がっているから、例えば家から帰ったとき、いちいちリビングを通らないと自分の部屋には入れない。 以前、両親に「どうしてリビングに階段つけたの?」と聞いたら「そういうことだ」って言われてモヤモヤした。もちろん、継続中。 「おはよ」 声をかけたけれど、聞こえてないみたいだ。なるべく静かにキッチンの横を通って、洗面に入る。 今日もまた洗面争奪戦に負けてしまった、と思って肩を落とした。すでにお父さんが使っている。 「ちょっとどいてよ」 「おふぁよ」 振り向いてお父さんが言った。 「ちょっと。やめてよ」 歯を磨きながらしゃべったら飛んでくるでしょ、と文句を言ってやる。 「先に朝食にしなさい」 「朝起きたら、まず、うがいをしたいの!」 どうして、とお父さんが聞いてきたけれど、テレビでそうすると美容に効くと言ってたから、なんて答えてやらないのだ。 そこからしばらくどいて、待ってを繰り返した。お父さんの後って気分的に嫌だから、先を越されると沈んでしまう。 じゃあもっと早く起きればいいんだけど、これ以上は無理だ。だから言えたものではない、きっと。 仕方がないので洗面を出て、リビングに向かった。変わらず、お母さんが忙しそうにしている。 「うがいしたいからコップとって良い?」 食器棚のすぐ近くまで行ったところで、ようやくお母さんが私に気づいたみたいだった。 「ちょっとぼんやりしてないで、どいてどいて」 フライパンをもったまま私の方に向かってきたので慌ててどく。 お母さんは慣れた手つきでスクランブルエッグの半分をお皿に移した。 お皿運んどいてね、気が利かないんだから、と言ってキッチン台に向かうと今度はお弁当箱に盛り付けていく。 別にあとのこと言わなくていいじゃん、って思ったけれど、これも料理の手伝いをほとんどしない私が言えたものではない。 お母さんの邪魔にならないように食器棚からコップを取って、蛇口から水を注いでいると、階段の方から足音が聞こえた。
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