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「え,あの,すみません間違えました……」 飯田が出てくるものと思っていた俺は、32にもなって情けない声で謝罪した。 いかんいかん、家を間違えるとは。飯田の家は一軒隣だったかな。 だが……この青い屋根に広い庭。しかも表札に『IIDA』って書いてあるし,瓜二つな家もあるもんだなぁ…… いや,そもそも飯田は独身だし,なにより家から女性が出てくるわけないよな。穴があったら入りたい気分だ。 そそくさとその場を後にしようとしていた俺を、女性が慌てて呼び止める。 「あっあの! もしかして大引さん……ですか?」 ん? どうして俺の名前を? そうです,と肯定した瞬間,女性の顔がぱぁっと明るくなった。 「兄から聞いてます! そうぞ上がってください!」 「はぁっ!? アイツ妹いたのかよっ!?」 住宅街に俺の声がこだました。 「僕妹いるって言ってませんでしたっけ大引さん」 「今さっき初めて知ったよ……」 リビングで冷たい麦茶を飲みながら,俺と飯田はテレビを観ていた。 「飯田海里(みさと)と言います! 兄がいつもお世話になってます!」 「よろしくね。確かに言われてみれば目元とか似てるなぁ」 肩まで伸ばした黒髪に,切れ長の目。適度に日焼けしていて,まさにスポーツ少女といった印象を受ける。 そんなことを考えていると,そういえば,と一言置いて飯田が呟く。 「そいつ,女子100m走の高校記録保持者ですよ」 妹まで足速いのかよ…… 驚いた顔で固まる俺をよそに,海里ちゃんはころころ笑っている。よっぽど驚いた顔をしていたらしい。 「元だよお兄ちゃん。確かに11秒40で記録持ってたけど,私の卒業後に11秒39出されちゃったの」 後で調べたことだが,女子の日本記録が11秒21ということを考えると,そのとんでもなさがよく分かる。 「でも,世界陸上やオリンピックで全然名前聞かないね」 それを聞いて,海里ちゃんは麦茶を注ぎながら答える。 「陸上は記録出して満足しちゃって高校でやめたんです。今は大学で経済学を専攻してるんですよ」 すごいな,まさに文武両道だ。それに経済学だなんてとても重要な学問じゃないか。 「ちなみに,どこの大学に通ってるの?」 海里ちゃんは麦茶を一気飲みし,一息ついてから答えた。 「東京大学です」 普通の大学のノリで言う海里ちゃんに,もはや畏怖の念を禁じ得ない。
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