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3 梅田は、試験が終わると、人ごみから離れたい、とばかりに外へ出ようとする。 その方角は、丁度小波たちがいるほうだった。 小波は、すかさず声をかける。 「ねぇ、あの……梅田君」 「ん、なんだい」 嫌そうな顔一つせず、梅田は声にこたえた。 「あの、その、さっきのことだけどさ……。すごいね」 小波の話に、梅田は一度俯き、空を見上げてから答える。 「あんなやつの球ぐらい、打てて当たり前さ。やつなんかと……比べものにならないんだから」 「えっ?」 小波は、梅田の言っていることが分からないように、首をかしげる。 しかし、梅田はこの話について長く話したくないのか、すかさず他の話へ持っていこうとした。 「それより、お前名前は?」 小波は不意をつかれ少し動揺しながら、また平静を取り戻し、答えた。 「小波勇気っていうんだ。受かったらここに来るつもり」 「おいらは矢部明雄でやんす。よろしくでやんす」 小波と矢部が、梅田と握手を交わした後、梅田は笑みを浮かべたあと、また外へ出ようと歩き出した。 しかし、その梅田の足が、途中で止まる。 「あれ、梅田君、どうしたの?」 小波がそう言ったが、その声は梅田には聞こえていないようだ。 梅田の瞳孔はカッと見開かれ、その先にあるただ一つの人物だけを映していた。 「猪狩……」 猪狩、と呼ばれた人物は、視線に気付くとニッコリと笑った。 「やぁ、久しぶりだね、梅田君」 「猪狩、キサマァ」 突如、梅田は目を鋭くし、猪狩を睨んだ。 小波は、後姿からでもその怒りが滲み出ているのを感じた。
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