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「いやー、何をしているのかと思えば、凡人たちの無駄な足掻きのための場か。 まったく、ほんと意味がないことをしているんだね」 猪狩はなおも笑みを浮かべたまま、こちらの方へ歩いてくる。 「まぁ、凡人は凡人らしく、楽しく野球をやらないとね。ほら、梅田君も笑って」 猪狩は梅田に微笑みかけるが、梅田はただ猪狩を睨み続けている。 そうして猪狩の肩を梅田が掴みかけたとき、スピーカーを持つ男が、猪狩の名を呼んだ。 「ん、なんだ、猪狩じゃないか。どうしたんだ?」 猪狩はなんら表情を変えずに答える。 「いえ、なんとなく来ただけです」 猪狩はそう答えると、梅田の横を、何もないように通り過ぎていった。 小波の横を通ろうかとしたとき、猪狩は前を遮られた。 小波が、移動してきたのだ。 「ねぇ、猪狩、だっけ? さっきの、どういうことだい?」 「ん、さっきのって?」 小波は、猪狩の目をみて、真剣な眼差しで話す。 「凡人は楽しく野球していればいい、ってことさ。バカにしすぎじゃないか?」 小波がそういうも猪狩は何も反省をしていないように、答えた。 「ふん、そのままの意味さ。君たちみたいに、何も推薦も貰っていない人たちは楽しくしていれば良いじゃないか」 そこまで言った後、猪狩の目が、突如真剣なものになる。 「あかつきは、遊びでやってれるほど、甘くないんだよ」 猪狩の言葉に、小波が反論しようとしたとき、ゼッケン77が呼ばれた。 どうやら、小波の試験の番が来たようだ。 小波は、少しの間猪狩を睨み続け、「ちっ」と舌打ちをした後、試験の方へと急いだ。 バットを取り出し、ヘルメットを被り、打席に入ろうとしたとき、後方から声がするのが聞こえた。 嫌みったらしく、キザで、さっきまで聞いていた声――猪狩の声だ。 「監督、こいつの相手、僕がしてもいいですか? アップはすでに終わらせています」 猪狩がそういうと、スピーカーの男はすこし悩む素振りをみせ、隣の白髪の男と相談をし始めた。 その後、決断したように、スピーカーの男が答える。 「よし、面白い。やれ」 「ありがとうございます」 監督の回答に満足気な表情で、猪狩はマウンドへと向かった。
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