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4 猪狩が投球練習をする。 小波は、それにあわせてタイミングを計り、横で素振りをしていた。 これならいける――小波は、少し安堵した表情で、右打席に立つ。 「さて準備は良いかな?」 「あぁ、いつでもこい」 強気な発言が猪狩にはおかしかったのか、口元に笑みを浮かべながら、猪狩は振りかぶった。 『あれ、さっきよりフォームがゆったり……』 胸の開きを抑え、ひざが割れるのもこらえる。 そうしてぎりぎりまでこらえた後、一気に全ての力を解放する。 腕は、しなやかな鞭のようにしなり、トップを少し過ぎた頃、指先から、白球が繰り出された。 乾いたミットの音が、グランドを支配した。 一瞬、辺りが静かになる。その後、思い出したかのように、審判がコールした。 「ス、ストライィーク!」 小波は、ただ呆然と、捕球されたミットを見つめていた。 投球練習とは、全然違うじゃないか――。 快速球、そんな言葉がよく似合う球だった。 しかし、猪狩はなんの驚きも見せず、ただ普通に、第2球を放った。 1球目と同じコースに、同じストレートが投げられる。 小波はそれにあわせ、バットを振り出すが、バットとボールの間には、大きな空間があった。 またしても、ボールはミットへ収まる。 ストライクツー、もう逃げ道はなかった。 おそらく140km中盤の、サウスポーから放たれる速球。 さらに、まだみぬ変化球。これを、あと1球で打ち返さねば、不合格となるのだ。
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