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隆浩は頭の中で、大丈夫、大丈夫と繰り返しながらバッターボックスに入った。隆浩はワクワクしていながらも冷静だった。そして、しっかりと足場を固め、バットを構えた。 そして第一球目、隆浩はタイミングをつかむために見送った。喜多川の140キロ前後の速球がストライクゾーンを通過する。隆浩は大体のタイミングをつかむと再び構えた。 (やっぱりノビがある・・・芯でとらえないと飛ばないぞ・・・) 隆浩はそう思いながらも、大丈夫と頭の中で繰り返す。そして喜多川は第2球目を投じた。喜多川の投げたボールは、外角低めにきわどく入ってくる。隆浩はバットを思いっきり振った。しかし、少しずつボールが外へ逃げていく。カットボールだ。隆浩は辛うじてファールで逃げたが、隆浩にとても重たい緊張感がかかった。その緊張感とは、以前石井が経験した、変化するかしないかを見破らないといけない緊張感だった。隆浩は思った。石井でさえ打ち破れなかった緊張感を、自分なんかが打ち破れるのか、と。その時、ベンチから声がかかった。石井の声だ。 「隆浩――! お前なら打てるはずだ! 今日のお前のバッティングは絶好調じゃなかったのかー!?」 石井はただ励ましたつもりだったのだが、隆浩にとっては勇気を奮い立たせる一言となった。そして第三球目、喜多川はインハイのきわどいボール球を投げた。隆浩はボールの回転と速度を見極めた。そして出した結論は・・・ (カットボールだ! 入ってくる!) 隆浩の推測通り、ボールはインハイへ入ってきた。そして隆浩は、思いっきりバットを振りぬいた。 カキィ――ン! 白球は喜多川の頭を越え、センター前に落ちた。隆浩はついに打ったのである。たった一本のヒットだが、広島のベンチは歓喜に包まれた。
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