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神庭はマウンド上で慣れた手付きでロージンの粉を手に付け、息を吹きかけた。 そして腕を軽く何回か回すと、ボールを背中の後ろへ持っていき構えた。まさに本格派投手の様だ。 そして第一球目。うなりを上げてなかなかの速球がストライクゾーンを通過する。 スピードガンでは141キロだが、神庭の球は手元に来てからホップするかのように伸びる。相手打者にとってはかなり打ちにくい球だった。 ストライク! 第二球目、神庭は容赦なくストライクを取った。キレのいいカミソリの如き速球。カウントは2ボール2ストライク。 神庭はマウンド上で手首を回すと、大きなフォームから第三球目を投じた。 しかし、この球は1,2球目の球と違いまぎれもなく遅い。しかし、打者の手元から不規則な変化になった。ナックルだ。 しかし神庭のナックルは一味違った。変化量が普通のナックルに比べて大きい。パームとナックルの中間だ。 6番打者の井上は、タイミングを大きく崩された。しかし、バットコントロールには定評がある井上は、辛うじてバットの先端へ当てると、 隆浩の守るライト方向への犠牲フライを打ち上げた。 「隆浩―――ッ! バックホ―――ム!」 大引が叫ぶ。隆浩はその言葉をはっきりと聞きとると、振りをつけるために後方へ3歩下がり、前に走りながらキャッチングした。 3塁走者阪田はすかさずタッチアップ。隆浩も自分の力を出し切ってホームへ返した。 「行けぇ―――――ッ!!」 ビシュッ!! 隆浩の気合いを込めた送球は弓のような軌道を描いた。大引はその送球をベース上で捕球し、思い切りタッチした。 とてもきわどいクロスプレーだ。セーフと言ってもアウトと言ってもおかしくない。本当に微妙なタイミングだ。そんな中出た判定は・・・ アウト! アウトォ――――! 隆浩は刺した。ベンチからはまるで優勝したかのようにチームメイト達が飛び出て来た。 (やったな隆浩・・・もうお前は立派な1軍のレギュラーだ) 清水が心の中で言うと、微笑みながら大声で言い放った。 「ナイスプレー隆浩!」
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