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「そういえば隆浩、お前今本塁打数いくつだったっけ?」 大引が隆浩にぼそっと呟いた。 「4本ですよ。なんか調子が上向きみたいなんで…」 「じゃあ今日8本まで上げようか」 大引と隆浩の間に長い沈黙が訪れた。そしてすこしして隆浩がやっと口を開いた。 「は、8本って無理ですよ! 一試合に4本なんか打てませんよ〜」 「ははは、冗談冗談! ま、自分のペースでやれ」 こう言ったように試合開始までは冗談話などでカープベンチは盛り上がっていた。 そして、ついに時刻は1時になり、先攻ジャイアンツで試合が始まった。 『1番・センター、長野』 ジャイアンツ先頭の長野がバッターボックスへ入り、足場を均して構えた。 先発の工藤。今シーズンは3勝1敗。自身の調子もなかなかの好調であった。 そして第一球目。長野の体めがけてかなり速い球が来た。 (うわっ! 当たる!) しかし、これは工藤の持ち球のカットボールである。投手と打者の中間地点で曲がる球だと気付いた長野は、 多少のけぞりながらも体制を立て直して内角のカットボールを叩いた。 そして、持ち前のバットコントロールでサムスの守るレフト線のライナーを打った。 カァン! 「サムス―――ッ! 頼む――――ッ!!」 大引が懸命にサムスに向かって叫んだ。だが、明らかに捕るのは不可能に近い。 しかし、ここが正念場だ。最年長の意地とプライドを賭け、思い切り走る。 だが、いくら意地とプライドがあっても引力を無くせるわけではない。 どんどんボールと地面が近寄ってくる。球場の多くのカープファンが「これはもう捕れないな」と諦めかけた次の瞬間、 サムスが思い切り横っ跳びをした。 「うおおおおおッ!!」 約10Mの跳躍力を持つサムスの横っ跳びは、ライナーの軌道を描き、 遠かった打球をいとも簡単に捕球した。その瞬間、一塁側の赤一色のスタンドから嵐の如く大歓声が起こった。 『捕ったぁ―――!! 広島の新戦力サムス、持ち前のジャンプ力で不可能と思われた打球を捕ったぁ―――!!』 球場の誰もが見たことのないほどのダイビングキャッチに興奮していた。
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