スレッド
一覧
新規
スレッド
ワード
検索
過去
ログ
ホームに
戻る
ザツダン
掲示板へ
記事観覧
> 記事修正フォーム
記事修正フォーム
題名
名前
コメント
第113話〜地獄の後に待ち構える氷の鬼〜 ホームベース前に両チームが並び、ありがとうございました。という挨拶とともに試合終了を知らせるサイレンが球場内に鳴り響く 勝利して当たり前と言わんばかり王者のような振る舞いをする東海大平沼と対極に出る涙も出なくなるほど悲惨な負け方をした氷水は応援に駆け付けてくれた生徒たちに謝るようにお辞儀をするしかなかった。 試合後学校に戻るも未だにあの地獄が忘れられないのかほぼ全員が放心状態に近い形だった。 大橋は部室で放心状態の部員を見渡して呆れたかのようにため息を一つつく 「…お疲れ様でした、と言いたいところだが。それはまず言えんな…。8対21…随分無様に負けたな。いくら東海大平沼相手とはいえ無様すぎるぞ。」 大橋は腕を組みながら厳しい言葉を使いながら残酷な現実を再び思い出させようと言わんばかりに8対21を強調する。 その大橋の言葉には誰も何も言えない。その時、静寂な部室に怒気の籠った大きな音が響く。 俯き加減だった部員はビクッと反応しながら音の発生源で前を向く。前には大橋がいて、大橋の前には教卓がある。音の発生源はそこしかない。 「おい池田!お前なんだ、あの腑抜けた2連続エラーは!あれが負けた原因なんだぞ!8点差つけたからって調子に乗っておろそかなプレーしてんじゃねぇよ!てめぇよ!おい!ふざけてんのか!それから黒木赤田。投手陣お前たちのランナー出してあたふたあたふたすんな腕をふれ腕を!相手にはい打ってくださいと言わんばかりの球投げんな!こら!そして吉村!お前加須シニアで4番正捕手だったとか1年だとか関係ねぇぞ。お前もお前で野球なめてんじゃないぞ。しっかり頭使え頭をよぉ!単調になりすぎなんだよ。」 大橋の怒鳴り声は部室の外にも聞こえるんじゃないかというほどの大声である。 「…だが、すぎたことは仕方ない。ミスもあった。それは覆すことができない事実。これが力の差意識の差だ。3年にとっては辛い最後の夏になってしまったな。この惨劇を招いたのは俺の指導不足でもある。それは申し訳ない。」 大橋はさっきまでとうってかわって追いついた口調で頭を下げる。
0文字/1000文字
文字の色
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
イメージ
パワプロくん
矢部くん
猪狩守くん
猪狩進くん
阿畑さん
早川さん
友沢くん
橘さん
六道さん
久遠くん(11,13)
犬河くん(11)
猫神くん(11)
絵里さん(11)
六道さん(制服)
蛇島くん(13)
みこさん(14)
ボール(イラスト)
野球用具
球場1
球場2
球場・喜び
球場・整列
甲子園・外
バッティング
バント
スライディング
ピッチング
キャッチャー
守備
打つ瞬間
審判
応援団
学校
教室
携帯電話
スマートフォン
パソコン
飛行機
管理者用
[
イメージ参照
]
URL
パスワード
(修正不可能)
クッキー保存