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第116話〜守備チーム〜 夏も終わりに近づき、暑さもやわらいできたある日の昼下がり、この日も氷水高校は守備連を中心に練習を行っていた。 練習場からはボールの転がる音とミットの音が聞こえてくるぐらいだ。 グラウンドを見渡してみるとダブルプレーの練習が行われているようだ、走者役は荻野、打者走者役は稲本だ。 打球は橘のもとへと転がる。しかし打球は早くしかもイレギュラーしたため橘は抜かれそうになるが小柄な体を精一杯伸ばして捕球すると即座にショートの蓮本にトスをする。 蓮本は2塁にスライディングしてくる荻野をよけながら正確に1塁へと送球し、打者走者役の稲本もアウトにとる。 荻野は体を起こしながら 「蓮本君、いい送球だよ!たっちーも流石だね、ナイスプレー」 荻野は蓮本をほめながら蓮本の腰をポンと叩くと蓮本は照れ臭そうにお辞儀をする。 「ありがと、代理君。…でもこんなんじゃあまだまだ僕は満足できない、しっかりと抜かれないようにして正面からトスしないと。バックトスでは相方を不安にさせてしまう」 橘は守備位置に戻りながら納得のいかない顔をする。 蓮本と橘の二遊間は最初は息が合わなかったがここにきて急激に息があってきた。2人の基礎守備能力の高さもあるのだろうか。蓮本は新チーム結成以後元のポジションであるショートに戻された影響でやや時間がかかっただけなのかもしれない。 その蓮本が抜けた三塁には2年の佐藤が入りファーストには1年の諸口が入る。佐藤は持ち味の強肩を生かし素早い送球を諸口に送る。 佐藤はもともとは外野手であるが外野からはじき出されてサードに回った形だ。 さて、その強肩の佐藤をもってしても弾きだされた外野は荻野、稲本、松島の3人である。全員佐藤と同じ2年生だ。佐藤からしたら悔しさが強いはずだ。 この3人は打力自体はそこまで期待できないと言いたいところだが荻野は夏の大会前から急激に打球の質が変わってきているため、継続できれば頼もしい存在になりうる。 しかし、この3人の共通した持ち味は瞬足強肩である。俊足を生かして打球を好捕する。恐らく外野の守備範囲の広さは神奈川県トップクラスなのかもしれない。 夏では屈辱を味わった氷水高校がチーム伝統の文字味である火力を大幅に下げてまでも守備走塁特価チームになりつつある。 秋の大会が楽しみだ。
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