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第117話〜黒木隆之という男〜 最速143kmのストレートにカットボール、カーブ、シュートを中心に投球を特に特徴のない投手。それは今夏エースナンバーを背負った黒木隆之である。 黒木はある日の全体練習終了後1人学校に残りもくもくと練習を続けていた。 気が付くとあたりは真っ暗で唯一聞こえてくるのは虫の鳴き声、そして灯りは職員室からの灯りのみ。 大橋は通常業務を終えて休憩するためにかタバコをもって校庭の近くにある喫煙所へと向かいながら考え事をする。 『来夏には優生も使えるが、おそらくあいつの実力が絶大でも1人では県予選勝ち抜くのは不可能に近い。黒木が伸びてくれれば優生の負担も減るが…』 大橋がタバコを吸おうとすると黒木が偶然にも視界に入る。 「黒木、今日もやっていたのか。」 大橋はランニングしている黒木の近くに行き、黒木に声をかける。 黒木は声の主に気付き動きを止める 「…んあ、なんだ大橋監督っすか、っかれーっす。」 黒木は相変わらず砕けた言い方をする。 大橋はフッと笑い 「しかし、お前がそこまで練習好きだとは思わなかったぞ。しかし残って練習するならほかの連中も誘ってやったらいいんじゃないのか?ここ1年ずっと全体練習後、1人で残って練習しているじゃないか」 黒木に尋ねる 黒木は少し間をあけて 「…っすね、もうそんなになるんすか?全然意識してねぇ〜。まぁ別に練習なんて好きじゃねぇ。俺はドMでもなんでもないんで。でも日課になっちまったつーかなんつーかやらないと気が済まないってやつ?ってかあいつらもあいつらで自分でやるっしょ。こっちが誘っていやいや来ても効率が逆に下がるだけ。だったら俺1人でやった方がマシっす。」 黒木は大橋に何かを隠すかのように理由を述べる。 大橋は黒木が何か真意を隠しているのには気づいているがあえて問わなかった。 「…そうか、しかしお前もあいつみたいな考え方持っているんだな。流石は投手だな。」 大橋は黒木の後半部分の発言をある人物と重ね合わせる。 「今日はいい風が吹いてるな」 大橋は突然黒木に雑談を持ち掛ける 「…っすね、ちょーきもちいいっす。練習にはちょうどいいっす」 黒木は軽く笑みを浮かべる 「…邪魔して悪かったな。秋の大会、頼んだぞエース。」 大橋は気分が晴れたかのような顔をして職員室へと戻っていく。
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