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第121話〜破顔一笑〜 日に日に陽が短くなり気温が下がるにつれどこかさみしさを感じる季節になってくる10月、そんな中秋大会は行われいた。 その瞬間はスローモーションに見えたのだろうか…ふわりと浮いた球をとらえた瞬間、聞いたことのない音色とともに味わったことのない初めての感触が伝わってくる。 その感触を味わった男こそ秋大会打率5割男荻野浩一である。 失投を見逃さずに勢いよく振りぬくと打球は耳を劈くのではないかという金属音とともにまるで青い空を撃ち抜く銃弾のように伸びていく 打球は全く失速することなくフェンスの向こう側にある芝生に落ちる。 回りくどい言い方をしてしまったがつまりはホームランということになる。 作物の収穫時期から実りの秋と呼ばれる季節ではあるが、今の荻野の打撃もそうなのかもしれない。 年明けから取り組んでる新フォームがようやくモノになってきたのか今大会、荻野は打ちに打ちまくってる。しかしすべて単打であった。荻野にとっては今大会いや野球人生初の本塁打、というよりフェンス直撃以上の結果は初めてだ。 荻野がベースを一周する間大木は唇を噛みしめながら荻野に打たれたところをずっと睨むように悔しそうに見つめていた。 日本にはこんな四文字熟語がある。喜色満面、破顔一笑。どちらもうれしさを表す熟語だ。 いまの荻野はまさにこの言葉通りの笑顔を見せる。 吉村が打席に入る、夏の大会では大木はこの吉村に被弾した経験がある。大木は警戒しながら吉村に相対する。しかし、二球目をとらえられる。鋭い金属音とともに荻野とは異なり大きな放物線を描く打球はわずかに切れて、ファールとなる。 吉村は捉えそこなったのかバットで軽くヘルメットにコツンと叩く。 命拾いした大木はもう打たれるわけにはいかないと吉村をねじ伏せに行く。 大木に全く歯がたたず吉村は落胆した顔でベンチに戻る。 吉村は守備に備えてプロテクターをつけていると黒木が歩み寄る 「ルナ、次の回からアレを交える。ぜってぇ勝つぞこの試合はぁ!」 黒木は何かを吉村に告げるとマウンドへと先に向かう。 吉村も黒木が何を指しているのか瞬時に理解し顔色が変わる。
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