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第124話〜神奈川の頂点、そして力の差〜 黒木にもはや力など残ってなどいない。なのにボールは力強く。ガン以上の速さを感じる。東海大平沼の各打者は黒木の球に差し込まれる。 何を黒木を奮い立たせているのかそれは謎だ。ただ一つだけ言えるのは黒木が負けず嫌いで勝ちたいという気持ちはチームで一番強いことだ。 ハァハァと肩で息しながら吉村の出すサインに頷く。 一息つき、黒木はゆっくりと足を上げると同時に打者もグッと構えに入る。 足をつき、右腕を思いっきり鞭のように振ると同時に白球は砲丸のように放たれる。 高橋は待ってましたかと言わんばかりに黒木の投じたラストボールにジャストタイミングで振りにいく。 次の瞬間聞こえるはずの金属音は奏でられることはなかった。かわりに聞こえてきたのはパァンという革の音とバットが空を切った音だけだった。 タイミング狙いはあっていた。しかし黒木の投じた渾身の1球に完璧に振らされてしまった。黒木の最後の球は高橋のバットから逃げるかのようにホップするかのように吉村のミットに収まった。 黒木は試合が終わると少し笑みを浮かべる。黒木だけではない、氷水ナインは全員笑みを浮かべていた。それもそのはず。秋大会とはいえ関東大会に進めたのだからいや優勝したからだ。 氷水は神奈川1位東海大平沼は神奈川2位で関東大会に進むことになった。 10月下旬、肌寒くなってきた季節、この時期に関東大会は行われる。この年の会場は千葉県である。 第1回戦は山梨1位通過の大月総合だ。チームの特色としては氷水同様守り勝つ野球が持ち味。 さて、試合会場はプロ野球球団千葉ロッテマリーンズの本拠地でもある千葉マリンスタジアムだ。会場の中に入ると氷水ナインは目を輝かせるかのように球場内を見渡してた。 季節柄そして風も強く実際の気温より寒く感じる中試合が始まる。黒木はこの試合力を発揮する。黒木の緩い変化球は風の恩恵も受け、いつもより変化を増していた。 7回表、黒木の失投は真ん中に入り相手の4番打者はそれを見逃さずにスタンドまでいとも簡単に運んだ。 黒木は悔しそうに下唇を噛みしめながら新しいボールを受け取る その後もめげずに必死に好投を続ける黒木。しかし神奈川という壁を乗り越えたが関東という壁にはるかに厚かった。 氷水は接戦の末僅かの差、一発の差で大月総合に敗退した。
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