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第124話〜紅と黒〜 出る人そして来る人はたまた帰ってくる人とあらゆる乗客を乗せる飛行機。 愛着のある風景を噛みしめながら飛行機に乗るものもいれば懐かしき風景を楽しみにしながら降りるものもいる。もっとも飛行機に限ったことではないが… ある男は空港で手続きを終えると在来線ホーム方向へと歩く。 電車に乗ると男はすぐに目を閉じる。 「京急久里浜〜京急久里浜〜」 男は間延びした車内アナウンスに気付くと荷物を持ち、電車を降りる。 電車を降りると赤い電車は「ファソラシドレミファソー」と音を鳴らしながら発車していった。 本来特に気にすることのない音だが、よほど懐かしいのか最後の音程まで聞いてから男はホームを後にする。 駅前に立つと大きな駅ビルや駅前に広がる雰囲気を美しい秋空と懐かしいように楽しむように足を止める。 男は駅を後にすると20分弱道を歩き、高台へと出る。目の前から見渡す景色は絶景である。きれいな海と富士山が見える。 いつ見ても見飽きないそんな美しい景色だ。 男は大きな家の前で足を止める。その表札には「紅」と書かれていた。 表札から察する通りこの男の名前は紅優生(くれないゆうせい)だ。 シニアでも抜群な成績を残し数多くの強豪名門校から誘いを受けたにも関わらず、本人はその誘いに嫌気を感じたのか全て断り学力で評価してくれた氷水を選択した過去を持つ右腕だ。しかし、1年の夏に肘を壊しチームを離れ系列校に留学扱いでずっと治療していていた。 「ちきしょぉ!油断した、くそっ。」 黒木は真っ赤にした顔で俯きながら悔しがる。 紅が帰国した同刻、千葉マリンスタジアムでは関東大会が行われいた。試合は0-1で惜敗。守備型チーム通しの試合ではあったが。わずかにそうほんのわずかに相手の守備力が上回っていた。その紙一重の差が大きな差だった。打たれたのも秋風に乗った一撃のみ、失投もその一つだけとなると黒木が悔しがるのも無理もない。 「…黒木くん、僕たちにはまだ一回だけチャンスが残ってる。3年の夏は…3年の夏こそ行こう。力をつければ絶対に行けるから」 荻野もショックだったのか試合が終わった直後は一言も発しなかったがようやく黒木を励ますような一言を述べる。
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