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第131話〜思いは同じ〜 黒木が紅に向かって負けたくないと発言した後沈黙が続く 「…俺に?」 決してバカにしているわけではないが何言ってるんだ?というトーンで口を開く 黒木は一瞬キッと紅を睨む 「ああ、誰にも負けねぇ。どこにも負けたくねぇ。例え相手がてめぇみたいな化け物でもな。」 語気を強める 寒空の中冷たい風が吹き抜ける 「…化け物扱いはやめろ。確かに俺はそう呼ばれていた。だがそれは故障前。いや故障関係なくとも過去の産物だ。称号とは結果を出せなければ過去の栄光にすぎない。それを維持したければ結果を維持しなければならん。だがそこで妥協しては成長などできやしない。俺はさらなる高みへと進む。…とはいえ今の俺にとっては過去の栄光に縋る立場だろう。さらなる高みへは俺でも果てしなく遠い。……負けたくない、か。お前とは考え方も価値観もすべてあわないと思っていたがそのスタンスはどうやら同じみたいだな。だが言うだけは簡単。その負けたくないという覚悟、答えを俺に見せてみろ。黒木。」 紅は過去の栄光を拒絶しさらなる高みを目指してることを口にする 「けっ、やけにおしゃべりじゃねぇか優生ちゃん。ああ見せてやるよ。俺の力をよ。夏の大会はベンチで出番待ってろよこの凋落エース。校外走るならいつでもついていくぜぇ。」 黒木はビシッと決めるように紅の方に指さす 「…ふん。勝手について来い。…戻るぞ。」 紅はベンチから立ち上がるとゴミ箱にペットボトルを捨て黒木を待てずに先へと進む。 『…見てくれのスピードと直球の勢いは少しずつ戻ってきているが、まだまだ程遠い。変化球もまだイマイチ。一先ず下半身を完成させないと意味がない。……己に対する課題はたくさんある。そしてそれを夏前までにすべて克服しなければならない。』 夕陽に照らされる坂を下りながら紅は改めて己に対する課題を認識しそれを克服するつもりでいる。 『まーーた先に行きやがってあの野郎。いっつも俺の先を行きやがって。ぜってぇに追い越してやるからな畜生!』 黒木は紅の後方を走りながらいつまでたっても追いつけない紅の背中を睨む。 この2人が肩を並べられる日は来るのだろうか。
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