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第137話〜紅兄弟〜 練習が終わり、帰宅する時でさえも紅はジャージ姿で走って家に帰る。学校から紅の地元まで10km以上あるのだから周囲も唖然とするしかないストイックさと練習好きさである。 紅は家に帰ると自分の部屋に戻りフゥーと息を吐く しかしゆっくりする間もなくコンコンとドアを叩く音が聞こえる。 「兄さん、お疲れさま。あのさ…受験勉強で分からないところがあるから教えてほしんだけど」 ドアを叩いたのは紅の実弟の祐樹だ。 「…祐樹か、いいだろう。お前の部屋に今行く」 紅は机にいれてある筆箱とノートを取り出し、祐樹の部屋へと向かう 紅は祐樹の部屋に入ると少し言葉を失う 「…祐樹、毎度言ってるが少しは部屋をきれいにしろ。汚すぎる。…まぁそれはいい。で、どこがわからない?」 部屋をきれいに使う兄・紅優生からすれば弟の部屋が汚いのは頭にきたような怒気が若干籠った声になる。 「あ、うんここなんだけど…」 祐樹は問題集のページを指さす。 紅は問題集をのぞき込むように見て 「…ここか。古文できないとうちには入るのはまず厳しい。…だが、祐樹お前はなぜスポーツ特待生のないうちを選んだ。お前のシニアの実績なら横須賀松陰あたりぐらいからは推薦来るだろ。」 紅は俺の得意分野だと言わんばかりの顔をした後に何故自分と同じ高校を受けるのか問う 祐樹は頭をポリポリした後 「確かに俺は兄さんと違って頭よくないしというか頭悪い方だし、確かに中堅クラスの横須賀松陰や秦野、京都の嵐山から推薦は来た。でも、俺一度も兄さん。あんたと同じチームで野球をしたことがない。最後に1回ぐらい、兄さんと同じ高校で同じチームで野球をしたいんだ!」 祐樹は自分の思いを兄にぶつけるかのように紅を見つめる。推薦を蹴ってまでも苦労して勉強してでも兄と野球がやりたい。その気持ち、熱さは本物だ。 「そうか、甘ったれた動機だな。 それにお前の学力じゃあ死に物狂いで勉強しないと入るのは確実に不可能だ。だが甘ったれた動機ではあるがそこまで言うなら兄としてそして4月から先輩となるかもしれない存在としてサポートしてやる。 前も言ったが俺が教えている途中で弱音吐いたら許さん」 紅は実の弟に対しても冷たく突き放しながらもなんだかんだ言いながらサポートすると一定の優しさを祐樹に見せる。 その優しさは野球部は誰も知りやしない優しさである
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