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第143話〜試合開始〜 『成瀬くんってセンバツで151km計測したんだっけ…うわぁいやだなぁ…速球派とか大嫌いなんすけど…』 橘は口を三角にしながら打席に向かう だがそれも今だけ打席から見える空、フェンス、外野の芝の色にむせかえる土のいい匂い。そしてまだ誰にも踏まれてない綺麗なバッターボックスがやる気にさせる。 橘はグッとバットを一度投手側に向けてから元の位置へと戻す。 審判から試合開始の合図がかかり、成瀬は捕手島原のサインに頷き足を上げ投球動作に入る、上げた足が着地し成瀬の右腕からボールが放たれる 橘は反応できずに見送る。 「あいつ初球からはえーな。俺等以上に出ているんじゃねぇか?」 「…ああ、今の俺の最速は145km、お前は144km。どちらにしろ今俺たちの球ではあいつよりは遅い、だが投手はスピードだけがすべてではない。特に問題ではない。『とはいえ、俺の大の問題でもある。高1の時から球速がかわっていないことだ。』」 いつもは会話が噛み合わない2人の会話が珍しく噛み合う。 成瀬は2球目もストレートで橘を抑えに行く。橘は意地を見せつけるのかのように外角の直球を弾き返し打球は一二塁間を破る。 そう思った矢先突如打球の行方が何者かに遮られる。一二塁間を破るかと思われた打球を捕球したのはファーストを守る西宮だ。 「ナイス、ヒデ!」 「タツ!お前もその調子で抑えて行け!まずはワンナウトだ!」 成瀬は西宮と軽く話しながら返球をもらう。 打った瞬間手がしびれたのか手をパタパタさせながらベンチに戻ってくる。速球がバットの先端に当たればそうなる。 「って〜痺れた〜。めっちゃ速いよ。150越えってこんなに速いっけ」 ヘルメットを外しながらぼやく橘 2番の稲本が打席に入る。しかし直球で押してくる成瀬にどう見ても負けている。練習で黒木や紅にすら振り遅れている打者が成瀬を捉えられるわけなく三振になる。 3番に入った強打者の吉村ですら成瀬に手玉に取られるかのように呆気なく凡退する 『シニア最速右腕怪物紅…なぜそのお前が推薦を蹴ってまで中堅校に進んだ?高1の時に右肘を怪我しつい最近復帰したと聞いた。今度は俺がお前の投球を…今のお前の実力を見せてもらうぜ』 マウンドに上がる紅をベンチから見つめる。
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