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第159話〜力の差〜 「吉村。」 ボソリ、紅はつぶやく 成瀬はふと疑問に思い首を傾げる 「…一度、吉村がマウンドに行くべきだったな。」 言葉は冷たく、呆れを通り越した何かに聞こえる口ぶりだ。 今日の黒木の出来を考えた場合、吉村がマウンドに行こうが行くまいがおそらく結果はかわりやしない、同じ結果に終わる。 しかし、投手に与える安心感は行くのと行かないのでは大違いだ。 ふらふらながらも後続を抑え比叡の攻撃へと移る。 先頭の打者は4番の荻野からだ。 土佐高校の背番号10をつけた投手、大須賀は大量援護もあり心地よく投げている。 『昨日の成瀬君もそうだけど、この子もボールが速いっ…これが全国レベルなの?』 初球に全く反応できずに真ん中高めの速球をあっけなく見逃す。 「大須賀智道、新3年生。俺たちと同級生さ、最速147kmの速球にスライダーシュートを織り交ぜて投げる土佐の2番手投手さ」 成瀬は紅にも分かるように手短にマウンドにいる投手について紹介する。 荻野は秋の大会、ストレートに対し.685と驚異的な数字を残したが、142kmを超えるとこれが.115まで激減するなど速球を苦手としている。 辛うじてバットに当てるが乾いた金属音が小さくなるだけで打球はサードの古賀の真正面に転がる。 荻野の完全なる力負けだ、速球に対応できる新フォームに模索しているとはいえどこの遠征では全くいい結果が出せていない。 紅は大須賀を何も言わずに投げる姿を見守る、何か感じるものがあったのか食い入るように見続ける。 ずるずると点差を広げられ2試合目は0-26という大敗に終わり、個人としてチームとして力不足を痛感した2試合を終えた。 「…西宮、そして成瀬にはさっきも言ったがこの2試合の借りは夏の甲子園で返してやる。俺もチームも万全に仕上がり、試合を制す。」 言い終わると紅はバスに乗りこむ ニコリと余裕のある笑みを浮かべバスに乗りこむ紅を呼び止める 「お前から一撃放ったとはいえお前は病み上がりだし、まだフォームが固まってねぇ。リリポもバラバラ、完璧な紅優生が仕上がったときは怪物の復活の時だ、だがそれでも俺は抑えられねぇ!」 自信に満ち溢れた言葉を挑発するかのようにぶつけつつも復調をさらなる成長を目指す紅に激励の言葉を送る西宮。夏の大会で激突する時、日本を震撼させるそんな予感がした。
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