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第25話〜終幕〜 6回表、高峰、斎藤共にあっけなく三振に打ち取られ、紅の2度目の打席がやってくる。 『紅…、何度も言うが俺はお前に負ける気はない…。』 白瀬は静かに風を感じながら影浦のサインに頷く。 紅は白瀬の甘く入った初球をフルスイングで捉える。打球は今日一番の伸びを見せるが、フェンス手前で失速し、ライトフライに倒れる。 「相変わらずビミョーに球が軽いな、おい。」 影浦はベンチに戻りながら白瀬に向かって呟く。 『紅優生、あいつはシニアで飛び抜けた投手の才能で騒がれていてあまり話題にないがあいつはバッティングも得意と一部で言われていた…、今はあいつには打たれたくない、あいつだけには…。』 白瀬は影浦に話しかけられたことに気がつかず考え事をしていた。 事実、紅はシニア時代はクリーンアップの一角を担っていた、今回は下位打線ではあるが…本来はもっと上の打順でもいいだろう。 6回裏、この回の先頭田島を簡単に三振に打ち取り、井上と池田をポップフライに打ち取る。 7回表は橘がバットに当てるが結果はファールチップで三振、続く荻野はこちらもなんとか当てるが崩れた打撃でピッチャーゴロに終わる、高橋はこの打席も粘るが高橋の力では白瀬には適わない、結局空振り三振に取られる。 7回裏、この回紅は少し長い間合いを取るようになってきた。 投球もボール球が増え、浮いた球も少しずつ増えてきた。 それでも、なんとか打ち取るがこの回は初めて奪三振0に終わった。 疲弊してきた紅を援護したいが、そうはさせないと言わんばかりに白瀬は全力で紅組をねじ伏せる。 8回裏先頭の島田を簡単に打ち取り、4番打者影浦を迎える。今日一番紅にタイミングが合っている紅にとっては厄介な打者だ。 初球は手が出ず、見逃す。2球目は外れてボール、3球目を影浦は打ちに行くが空を切る。 そして4球目。 ───紅は決めに行ったがボールが滑り力のない球が吸い込まれるかのように真ん中へと行く。 影浦がそれを見逃すはずがない。 ───カキィィィン! 鋭い金属音が鳴り響く、豪快に引っ張った打球はレフトの防護ネットに突き刺さる。 影浦はベースを一周しながら 『よく頑張ったな、1年。だがこの試合白瀬の勝ちだ』 影浦は紅の健闘を心から称える。 紅は僅かな気力で後続を打ち取る。 結局、最後は三者連続三振で終わり0-1で終了する。
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