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第26話〜敗北〜 紅は紅白戦後ロッカーロームに戻っても1人ユニホームから着替えず項垂れていた。その様子に何人か励ますものがいたが紅は、聞こえていないのか反応しなかった。 『打たれた…影浦先輩に完璧に…何がよく頑張っただよ…俺は負けたんだ。失投も疲れも関係無い、単純に俺はあいつに…白瀬先輩に投げ負けたんだ。』 紅はギリギリと歯ぎしりを立てる。 「…負けたのはいつ以来だ?相当久しぶりだろう?」 白瀬は俯く紅の前へ立つ。 紅は長い間負けて無かった。久々に味わうドロドロムカムカする感触、これが負けだ。 紅は白瀬の存在に気づき 「何ですか?先輩もとっとと着替えないと風邪引きますよ」 紅は今は誰にも話しかけられたくない、そのような雰囲気が鋭く強く漂っていた。 「今日の紅白戦、お前もよくやったが…俺の勝ちだ。」 白瀬は紅の健闘を称えながらも紅にはっきりと負けを宣告する。 紅はそれを聞いた瞬間にキッとした表情で白瀬を見つめ 「あんたまで、そういうのかよ!粋がった1年がエースに喧嘩を売っておいて、結局負けたんすよ?…これほどの恥辱はないですよ…。」 紅は抑えきれない感情を白瀬へとぶつける。 白瀬はやれやれという仕草をしながら 「紅、お前は素晴らしい投手だし。入ってきてすぐなのにここまで好投するのは正直予想していなかったが、流石はシニアNo.1投手と言ったところか…。 だがな、紅お前の敗因は自分の世界に入りすぎた。初回からエンジン全開で飛ばし、終盤にはスタミナ切れをおこし影浦に被弾…シニア時代は無尽蔵と言われたお前が簡単にスタミナ切れになるとは思わなかった…確かに全力で来たから抑えられたのもあるかもしれない、だが試合展開やイニングを考えず俺に勝ちたいだけでそれ以外は考えていなかっただろ、展開を考えれば疲弊はしないし影浦にも被弾しなかったはずだ…。 まぁ、お前はクールなくせに熱くなると火傷しそうなほど熱くなるからな、久々の今は敗戦で悔しいだろう? …俺の最後の夏が終わるまで何度も俺からエースナンバーを奪うことに挑戦してみろ!何度でも受けて立つ、だがエースナンバーは渡さないぜ!」 白瀬は敗戦のショックを引きずる紅にあえて煽り何度でも挑戦してこいと紅に言い放つ。 白瀬と紅、似たもの同士の両者。 学年は違うとはいえど、この2人の競争は白熱したものになりそうだ。
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