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第29話〜ある夏のマウンド〜 帽子から汗が滴り落ちる、セミの鳴き声が耳を劈く。ある少年は肩で息をしながら打者の方を見る。 「おい、速く投げろやぁ!」 「ちんたらしてんじゃねーぞゴラァ」 相手ベンチから野次が飛ぶ。 「ピッチャー落ち着いて〜!」 「頑張れ〜」 ベンチとバックからやや小柄な少年に声援を送る。 「最初のいい球はなんだったんだよ、マジでよぉ!」 相手の打者は容赦無く甘く入った真っ直ぐを打ち抜く。 スコアの数字が7から8へとなる。 試合はまだ2回、この回だけで彼が8点も失ったことを示す。 「『恐い…投げるのが…恐い、恐い…。』」 小柄な少年は俯き、次の打者が入るまでずっと俯いていた。 「『この人だ…恐い、また打たれる…。』」 少年は打席に入った大柄な打者相手を見つめる 大柄な打者は小柄な少年の顔を見ていきなり笑い出す 「おいおい、お前ぇ何涙目になってんだよ、試合中だぞ?ばっかじゃね〜の?おい!」 まるで小柄な少年をさらに追い込むように嘲笑する。 「五月蠅い五月蠅い五月蠅い!」 その小柄な少年はやや怒りながら投げ込む。 しかし、怒りながら投げても甘く入っては意味がない ─────キィィィィィン ─── ── 荻野は息を切らしながら飛び起きる 「っああ…って夢か、あの時のことは思い出したくないのに…この学校入ってから、あの時の夢を見る回数が増えたな…。」 荻野の顔と髪は汗なのか?ぐっしょり濡れていた。 ふと、時計を見ると時刻は2:49を指していた。 「まだこんな時間か…でも、今はねる気にならないし…飲み物飲んで落ち着くか。」 荻野は冷蔵庫へ向かい、冷蔵庫から烏龍茶とロールケーキを取り出す。 荻野は次にテレビを付け、ケーブルテレビで何かやってないかチェックする。 『4年前…僕が中1の夏頃にこの家に引っ越してきた…最初は受け入れることが出来なかったし、辛かったな。…今思えばあの時は本当に辛かったな…。」 荻野は偶然にもメジャーリーグ中継を見つけ、野球中継を見ながらロールケーキをほおばる。 夜更かしはいけない、そんなこと分かっている。 でも、今は好きな物を見て気分を和らげたい、朝起きるのが辛くなろうが、今は何も考えたくない。
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