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第53話〜消沈の橘〜 屈辱的な極端な前進守備、橘シフトにひっかかりサードゴロに倒れた橘は俯きながらベンチへと戻ってきた。 橘は影浦にポンと慰めるかのように背中を叩かれる。 橘は元気なくベンチに座り込み、俯く。 『なんで…どうして…どうして、どうしてなんだよ…今まで野球やってきたあんなこと…どうしてなんだ』 橘は頭の中が思考停止してしまっているのか言葉のレパートリーが極端に少なくなっていた。 橘が俯いているといつの間にか攻撃が終わっており、気持ちの整理がつかないままセカンドの守備位置へとつく。 高橋は守備位置に向かいながら白瀬に話しかける 「淳、出来るだけセカンド方向に打たれないようにしてくれ。」 「わかってる、…だが無茶言うな、打たせて取ることはなんとかできるがセカンド方向に打たせるなってのは無茶ありすぎだぞ…」 白瀬はやや肯定しつつも高橋に反論する。 白瀬はワインドアップから影浦に向けて投げ込み、投球練習を行う。 「1回の裏、新横浜高校の攻撃は1番ショート蓑田君」 1番の蓑田が打席に入るとガラリと会場が変わったような錯覚に陥る。 まるで、ここは音楽館か?と。 その錯覚の実態は新横浜高校ブラスバンド部の美しい演奏が原因である。 新横浜高校ブラスバンド部は全国でも有名である。 野球部にそのブラスバンド部の応援がついているというのは、非常に心強い相棒だ。 しかし、白瀬はブラスバンド部の威圧感のある演奏に興味ないからのように淡々と投げ込み簡単に蓑田を追い込む。 白瀬は影浦のサインに頷き、3球勝負で行こうと蓑田に投げ込む、しかし蓑田は白瀬のスライダーにくらいつき、セカンド方向へと飛ばす。 橘は必死に打球を取りに行く、しかし送球しようした矢先に手から汗なのか、緊張からなのか滑ってボールを落としてしまう。 スコアボードにはE4と表示され、蓑田の出塁に喜ぶ1塁側の大声援が橘の耳に鳴り響く。 白瀬は仕方ないという顔で橘にアイコンタクトを取る。橘は折れそうな心をを必死に繋ぎ止める。 「2番ライト後藤君」 後藤は打席に入るやいなや白瀬の初球を強引に引っ張って打つ。 打球はまたしても橘の方へ転がる 橘は捕球にややもたつきながら送球する。 しかし、送球は無情にもショート池田の頭を越え、レフト方向へ転々とする。 橘は俯き下唇を噛む。
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