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第60話〜劣勢〜 小川は満面の笑みを浮かべながらダイヤモンドを一周する、白瀬はマウンド上で天を仰ぎながら悔しがる。 痛恨の1球だった、橘が意地でワンアウトもぎ取るも蓑田が好判断でタッチアップし、ホームを陥れ、新横が先取点もぎ取り、さすがの白瀬も気落ちしたようで、失投があまくど真ん中へと吸い込まれ、小川は簡単に失投を捉えた─── 白瀬はその後、5番の高野に出塁許すも、なんとかその後を打ち取り、3失点で7回裏を抑える。 ベンチに戻ってくる氷水ナインの顔は暗い、終盤に来てついに新横に失点を許したからだ。 『僕がもう少し早く送球してればあの点は防げたし…相手に点をやることもなかった…』 橘は自らの送球がワンテンポ遅れたことに悔やむ。 しかし、悔やんでも先ほどのイニングはやり直すことができない。 「1番セカンド橘君」 橘は嫌そうに辛そうに打席へと向かう、相当橘シフトで精神的にキテいるのであろう。 空は晴れているが、橘の心の中の天気は今にでも雷雨が降り出しそうなぐらいの曇った天気ではなかろうか。 さて、大野はここまで投げて被安打2ではあるが四死球は9つ与えているにもかかわらず自責点は0だ。 橘が打席に入ると、再び橘シフトを敷く。 このシフトが橘を精神的に追い詰めている原因だ。 橘の顔つきは今にでも泣き出しそうな顔だが必死に涙をこらえている様子にも見えなくはない。 大野は橘に対して簡単にストライクゾーンにボールを集める、他の打者に対してはボール先攻の苦しい投球なのにだ。 橘は長打がほぼ皆無のため、ストライクゾーンに投げても痛打は食らわず、またカットもあまりできないため。大野にとっては楽な打者には違いない。 『大野〜、他の打者にもこういう投球してよ〜』 高野は苦笑しながら心の中で大野に訴えかける 『はぁ…ここまで野球やってきて辛いことはなかったなぁ…試合が一番楽しいのに…こんな辛い思いするならこの試合おわったら辞めよっかなぁ…』 橘はもう心がほぼ折れかかっており、小さな脆弱な紐でその折れかかっているものを吊るしているにすぎない。そんな状況だ。 この打席も橘は強引にうちに行くも橘シフトにひかかってしまい、簡単にアウトとなり、後続簡単に討ち取られ、無得点で8回表を終了する。
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