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第87話〜弱気な橘〜 「いつまで寝てんだカズ!とっとと起きろぉ!」 池田が怒鳴り声を上げる。 橘は肩で息をしながらようやくグラブを構える。 飛んできた打球に飛びつくが惜しくも弾いてしまう 「惜しいぞ!カズ!だが、お前の守備はそんなもんだったのか!カズ!」 池田は橘に檄を飛ばし続ける。 そう、橘はあの夏の大会以降走攻守において大幅にパフォーマンスが低下してた。 「いえ、違います!」 橘は覇気のない声で池田に返答する。 「じゃあなんだ?遊んででもいたのかよ!」 池田のノックは痛烈さが増していく 橘は回りこんで捕球するが、1塁ベースに入ってる荻野への送球が大きくそれてしまう。 荻野はホームベース側に返球しながら 「たっちー、こんなんじゃあ取れないよ。」 荻野は橘に心配そうに声をかける。 「いや、オギ。今のは取れないがお前の動きもダメだぞ。お前は左投げだから外野か一塁しかポジションがねぇ。今日はバリエーション増やすために一塁に入ってもらってるが、それじゃあお前仮に一塁コンバートされました、じゃあ守りましょう。サードが難しいあたり取りました、でもファースト取れませんでした。じゃあテンション下がるぞ?基本外野だろうが守れるようにしておけ、この後お前には外野ノックを受けてもらうぞ」 池田は橘だけではなく荻野の壊滅的な内野守備にも苦言を呈す。 橘は決して遊んでるわけではない、ただ心が折れかけて必死にそれを食い止めている状態が何ヶ月も続いている。 橘は息を切らしながらなんとか回りこんで荻野に送球する。 「っしゃあ!いいぞ!カズ、ナイスプレーだ。」 池田は橘を励ますように言う 「後10本連続成功なら終わりだぞ『カズ、未だに吹っ切れないようだな。俺は二遊間コンビを組む相棒としてお前をしっかりと良い時の守備に戻してやりたいし、今のお前の苦しみも俺は分かる。でもとにかく練習で改善するしかない。気持ちの面はお前次第だ。そうだろ?高橋先輩』」 池田はフッと笑いながらノックバットを構える 「…オギ、落球するなよ。」 橘は心配そうに荻野を見つめる。 「ははは…頑張るから捕りやすくね」 荻野は苦笑を浮かべる 「いや、想定は俊足のランナーが際どいタイミングで1塁に行く局面を想定しろ。緩い送球じゃあ間に合わんぞ」 池田は2人の厳し目の口調で正す。
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