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第90話〜やる気ゼロの男〜 池田はグラウンドに戻り、荻野がまだ戻ってきてないのを確認して。 「おい、1年。荻野が戻ってきても慰めるな。俺も言い過ぎたってのもあるが。今のあいつに慰めはいらないというか。慰めないで欲しい。特に神原、君はあいつと同じ中学だからかめっちゃ仲がいいし、君が優しいのも分かってる。でも今の荻野に慰めないで欲しいな。戻ってきてもいつもどおり世間話だけで。頼むよ。」 池田はそう言い終わるとヘルメットを被り打撃ゲージに入る。 「…はい。」 茜は小さくコクンと頷く。 大橋は肩をグルグル回しながら 「イケ!結構言い過ぎたようだな。」 大橋は池田に声をかける。 「まぁね、でも監督もあいつに言いたいことたまってたでしょう?」 池田は一度素振りをする。 「ん?ああ。しかし主将としてしっかりとやってくれるな。一度断ったのに、なんであの時断ったんだ?」 大橋は池田にボールを投げながら言う。 「簡単ですよ、俺はそういうキャラじゃあない。それに紅の方が向いてると。そう判断しただけです、それと監督頼みがあります。もしあいつが俺が言ったことを本当に理解して戻ってきたならば、その時はあいつに主将をやらしてください。そうしないとあいつはダラけるでしょう。責任をもつ立場になればそれはなくなるかと」 池田は監督に意見を申し出る。 大橋は少し悩みながら 「そうか、だがあいつは戻ってくるのか?退部すんなら俺は引き止めないぞ?まぁお前の意見を尊重しよう。」 大橋は悩みつつ池田の意見を尊重することにした。 「甘い!」 池田はそう言いながら大橋のスッポ抜けた球を完ぺきに捉える。 「相変わらず、池田先輩は完璧に捉えると飛ぶなぁ。」 橘は黒木とのキャッチボールを中断して池田の打球に見とれる。 池田が戻ってから20分ぐらいしてだろうか、荻野は泣きじゃくった跡が残る顔のままグラウンドに戻ってきた。 「…はぁ。」 荻野は弱々しい声でタメ息をつくと上を向いて涙をこらえようとするが再び涙がこみ上げてくる。 その後荻野は練習に参加することが出来ず見学という扱いで練習が終わり解散となる。 次の日から荻野は練習に顔を出すことはなかった。
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