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視覚が伝える白球の到達予想線をどこまで裏切れるのか。それは、公立で埼玉県優勝を掴み、全国へ漕ぎ出すために周到に用意されたバッテリーの計画だった。 打者に経験のない低さから、最速の直球で、手を出すギリギリの線を突く。実際、白球は下降気味にボールゾーンを通過する。しかし打者の目には徐々に浮いてくるかのように映る。球速は130キロを超える程度。しかし、打者が一定以上に優秀であれば、すなわちカウントを整える際に用いる「沈むくせ球」に気づいており、それを速球としてマークしているほどに、高めに突き上げられるライズボールは到達予想地点を超えてゆく。重要なのは浮くことではなく、浮いてくると感じさせることにある。 直球の前にカーブを散らせ、速球で打ち取る緩急勝負と見せかける第一線。追い込んだ後の遊び球を、あえて目付けがしやすい外角の低めに、それも「沈む」くせ球を見せる第二線。ほかの打者を意図的に変化球で凌ぎ、廉の最速域を悟らせない第三線。幾重にも重ねられた伏線は、勝利至上主義者のそれだった。 この試合、前半の慎之介の狙いは成田に確実に直球を狙わせ、その球で仕留めることにあった。廉にはそれが要求できるのである。狙われた直球で確実に成田を仕留めるための、制球力と球の軌道を操る天才的な指尖感覚。さらにそこに多彩な球種を含めると、捕手の狙いをそのままに具現化させうる才能が廉には備わっているように思われる。それをもって慎之介は、廉を最も敵にしたくない投手、すなわち世代最高の投手とみなしていた。
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