スレッド
一覧
新規
スレッド
ワード
検索
過去
ログ
ホームに
戻る
ザツダン
掲示板へ
記事観覧
> 記事修正フォーム
記事修正フォーム
題名
名前
コメント
イーグルスの星・第二部,序章 秀行が一軍での西武戦でリベンジを果たしてから数週間後のことである。秋が深まった季節の夜のこと、秀行と藤原、原田は、寮の秀行の部屋にて日本シリーズをテレビ観戦していた。球場は楽天の本拠地であるクリネックススタジアム宮城。楽天と巨人の決戦である。その戦いは、いよいよ大詰めだ。 回は九回の表、ツーアウト、ランナーはなし。楽天イーグルスは今、悲願の日本一を目前にしている。マウンドに君臨しているのは、抑えとしてマウンドに上がっている楽天の絶対的エースである田中将大。あと一球で雌雄が決する。そして、田中は最後の球を投じた。切れ味の鋭いスプリット・フィンガー・ファーストボールに相手打者は強振するも、バットに当てることができず、三振。その瞬間、マウンドにいる田中は雄たけびを上げ、捕手の嶋と、内野手たちは喜びながら彼のもとに駆け寄り集まる。盛り上がる楽天側ベンチでは、星野監督がコーチたちと握手を交わすとすぐさまグラウンドに向かう。球場中のイーグルスファンからの熱い祝福の中、星野は宙に舞った。何度も、何度も。一方の巨人ベンチは、沈黙するのみ。 テレビの前で、秀行ら三人は、ただただかじりつくように画面を見ていた。原田は感動のあまり涙を流し、藤原ははしゃぎ、秀行は、黙って画面に集中する。その彼の眼には、最後の打者となって、巨人ベンチの中で涙を流し、コーチになぐさめられている秀行のライバル、横田真司の姿も映っていた。 「いつか、俺も……」 そう秀行がつぶやいたその刹那。 「おっと、今の言葉はイーグルスのリーグ優勝の時にも出たでありんすっ!」 ニヤニヤ顔の藤原である。 「しかたないよ〜、その言葉しか出ないくらい秀行くんは感極まっているんだから……」 ハンカチで涙をぬぐいながらの原田である。 秀行は、いったん深呼吸。落ち着く。 「……、藤原君、原田君」 「なんでありんすか?」 「なんだい?」 秀行は力強く言い放った。 「いつか俺たちも、日本一の選手になろう、イーグルスの一員として……」 そして一呼吸おいてから。 「そして横田、巨人も必ず勝ち上れよ、絶対に倒してやる!」 キラキラと輝く星たちのもとで、決意を新たにする秀行たちである。
0文字/1000文字
文字の色
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
イメージ
パワプロくん
矢部くん
猪狩守くん
猪狩進くん
阿畑さん
早川さん
友沢くん
橘さん
六道さん
久遠くん(11,13)
犬河くん(11)
猫神くん(11)
絵里さん(11)
六道さん(制服)
蛇島くん(13)
みこさん(14)
ボール(イラスト)
野球用具
球場1
球場2
球場・喜び
球場・整列
甲子園・外
バッティング
バント
スライディング
ピッチング
キャッチャー
守備
打つ瞬間
審判
応援団
学校
教室
携帯電話
スマートフォン
パソコン
飛行機
管理者用
[
イメージ参照
]
URL
パスワード
(修正不可能)
クッキー保存