スレッド
一覧
新規
スレッド
ワード
検索
過去
ログ
ホームに
戻る
ザツダン
掲示板へ
記事観覧
> 記事修正フォーム
記事修正フォーム
題名
名前
コメント
第四十二章 秋季練習の期間が終わった。その翌日のことである。秀行は午前中にジョギングを済ませる。寮に戻るとシャワーを浴びて小休止。それからは昼食だ。いつものように藤原,原田と三人で食べる。秀行は好物である大盛の鉄火丼を食べる……,のではなく,簡単に軽食で済ませるつもりだ。 「あれ,今日は軽く済ませるのかい?」 「いつものように大盛の鉄火丼を食べないとは,なんかあるんでありんすか?」 藤原と原田は不思議そうに訊いてくる。 秀行は,サラダにゴマドレッシングを少しばかりかける。そして口を開く。 「うん,藤原君と原田君には言ってはいなかったね。実は今日これから,阪神で投手をやっている山田さんからメシに誘われているんだよ。今の時期は仙台にたこ焼きの行商に来ることは二人とも知っているだろ?」 藤原と原田は驚きの表情を見せた。 「えっ,あの阪神の名物中継ぎ投手で『変化球のたっちゃん』という二つ名がある山田高志さんからでありんすか!?」 「うわぁ〜,秀行君,羨ましいなぁ〜,ぼくも会ってみたいよ〜!」 「……,いやぁ……,あいにく俺だけが誘われているんだから,さすがに原田くんを連れて行くのはまずいと思うんだよなぁ……。それに,この話は田野さんからの言伝であるわけだしね……,それは無理だと思う。なぁ、藤原君?」 秀行は諭すように原田の肩をポンっと叩いて藤原の方を向く。しかし。 「秀行君,ぜひともおいらも連れてってほしいでありんす。サインをもらいに行きたいでありんすよ!」 これである。 「……、そうだよ,秀行君,ぼくもサインが欲しいよ〜!」 原田もこれだ。秀行はやれやれという気持ちになる。 「……、仕方ないなぁ〜,じゃあ,帰りに山田さんに頼んで書いてもらおうと思うよ。きっと快く応じてくれる方だと思うから,主人を待ちわびる犬のように首を長くして待っていろよ」 上手く皮肉を交える秀行である。 「ありがとうでありんす!」 「首を長くして待っているよぉ〜!」 嬉しそうな二人だ。 そうこうするうちに,三人はランチを終えた。それから少し時間が経ったあと,秀行は寮を出た。
0文字/1000文字
文字の色
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
イメージ
パワプロくん
矢部くん
猪狩守くん
猪狩進くん
阿畑さん
早川さん
友沢くん
橘さん
六道さん
久遠くん(11,13)
犬河くん(11)
猫神くん(11)
絵里さん(11)
六道さん(制服)
蛇島くん(13)
みこさん(14)
ボール(イラスト)
野球用具
球場1
球場2
球場・喜び
球場・整列
甲子園・外
バッティング
バント
スライディング
ピッチング
キャッチャー
守備
打つ瞬間
審判
応援団
学校
教室
携帯電話
スマートフォン
パソコン
飛行機
管理者用
[
イメージ参照
]
URL
パスワード
(修正不可能)
クッキー保存