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ランチが終わり。午後一時。一時間後に試合が始まる。天候不順の心配がない故,確定事項であるのだから,横田を始め,各々選手たちは準備に余念がない。ところで,当の横田はベンチに座って,じっと,ぼんやりしている。何故って。横田にとっては,試合開始直前程の憩いの時間は無いからである。何も考えないことが,尚の事吉であると。そのような精神性である。ところで。宿敵である真上秀行はというと,自分とは正反対で。高校野球世界大会に,日本代表として共にしていた時も,彼は弟である捕手の正と共に,念を押すように打ち合わせを欠かさない。軽い投げ込みをも欠かさなかった。目に焼き付いているので,横田自身は,そのようなライバルの姿を一生忘れまいという心構えなのである。ところで,横田自身。ドラフトに万が一かからなければ,一般受験で慶應義塾大学の理系に進学するつもりであったのだが,もう終わったことだ。東大脳である真上兄弟とは大違いであるのだが。兄の方は,理数に入れたようで,弟の方は,比較的立場が弱めな農学部に入れるレベルであったようだが,それも,終わったことなのだ。 と。そこへ。 ちょんちょん,と右肩をされたが,横田にはお見通しだ。とりあえず,後ろを振り向いてみよう。……,あぁ,やっぱり。満面の笑みを浮かべるヤングマン投手が仁王立ちしているではないか。その彼は,間髪入れずにこういった。 「ワタシの縦カーブはセカイイチデース!」 「あ……,はい。そうですね……」 いつも軽く受け流しておく。しかし。ここでは終わらない。クックがヤングマンの背後に忍び寄り。背中を右こぶしでどついた後,矢継ぎ早に,満面の笑みでこう言った。 「ミーのフォーシームはコスモナンバーワン!」 しかし。横田はこうも思う。確かにクックの直球の威力は抜群だ。けれども。どちらかというと,技と制球力を駆使して,アウトローに小気味よく決め込み要所を締める精神性である,と。
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