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番外編 その3 前回の続き。 横田真司は翌日に,玉川と近くの食堂で昼飯を共にした。それにしても,と横田は思ったが。デモ隊たちが,破壊活動の塊で野蛮賦存極まる,と。 横田が玉川から聞いた話は概して次の通り。 自分は常に二律背反で葛藤の塊であるが故に,悩むこともあるんだと。皆同じだと思うけれども。 そういう自分は,普通に。問題児だ。 最初の巨人軍との三年間は,かなりの長期契約だったけれども。ライオンズがこれでもかというくらい,自分のことを欲しがっていたので,暗にそれに感極まっただけだ。 しかし。あえて自分は単年契約を選んだ。何故かというと。自分は臆病で弱虫だからだ。 二年経って。三年経って。嫌なことが沢山あって。迷惑をこれ以上かけられないと思い。自ら退団を願い出た。何故か監督やオーナーたち,選手たちの多くは引き留めたが。理由は分からない。 それが阪神タイガースの三年間でも。ロッテやオリックスの一年間でもそれが続いて。 巨人に呼ばれたことが,嬉しかった。もうここがいいんだ。 と……。 横田は素直に思った。 玉川は二律背反の塊であるが故に,一人の人間としていいヤツだ。 半面。 明神 陽 という輩は,一律で動いている。 悪いヤツだ。 玉川は打ち明けてくれた。陽には,酷い虐めを受けていた,と。 日本に捨てられてから,自分よりも弱い人間たちを沢山目の当たりにしてきて,正直腹が立ちつつも。自分だって,弟の陽には虐められてきたから。尚更,自分は無知なバカな人間であると思うように努力を続ける義務があると。 そのことを。秀行にスマホで電話してみた。すると。秀行は。 「あぁ,俺。玉川さんの悲壮……。痛いくらいに解る……」 電話越しからしみじみした温かみのある声色であった。 終
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