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初回の工藤は圧巻だった。 一番二番をストレートとカーブのコンビネーションで連続三振。 そして三番の大田を152km/hのストレートでサードゴロに打ち取り、無難な立ち上がりを見せた。 「よーし工藤、ナイスピッチだ」 清水が手を叩きながらベンチに工藤を迎える。 「しかし初回で152キロって……随分と飛ばしてるな工藤よ」 その隣で、先程まで工藤の球を受けていた大引が呆れたように言った。 それに対して工藤は「大丈夫ですよ」と笑いながら言い、水分を口に含むとベンチに腰掛けた。 「しかし今日は外野が意外と暇になるかもですね」 飯田が半ば冗談という風に言った。 工藤は6月のソフトバンクとの交流戦で、自己最速の160q/hをマークしている。 それからというもの、試合を重ねる度に頻繁に160q/hを記録し、11勝を挙げる活躍を見せている。 彼のシーズン最多勝利記録は14であり、今年はその記録を塗り替えるだろうと言われているのである。 一方広島の攻撃は、飯田・御村の2連続ヒットでチャンスメイクするも、後続が続かずこちらも0点で初回を終えた。 そして2回、工藤と井浦の勝負に、両チームのファンの熱気は最高潮。応援歌のラッパが声援にかき消される程だ。 「よっしゃぁ! 一発かましてやんぜ!」 そう意気込んだ井浦は豪快に素振りをすると、大股でバッターボックスに向かった。 そして井浦の名前がコールされ、審判はプレイを告げた。 工藤はサインを確認すると、こちらも豪快なワインドアップから第一球目を投じた。 『ストライク!』 少し速めのカーブがアウトロー一杯に決まる。 見送った井浦はバットを担いで工藤を凝視した。 今日の工藤は変化球にもキレがある。相当調子が良いのだろう。 そう思った井浦は、一度打席を外して一回素振りをした。 工藤自身も、今日は調子がいいと自覚していた。練習の時から球にノビとキレがあったからだ。 工藤は深呼吸をした後、大引のサインを確認した。
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